渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

転ばない走り方

2024年07月03日 | open

kawasaki KR-1 試走 
~R.M.Line 下り~

タイヤを潰して面圧かけて走ら
せれば、この程度の電気系修理
後のテストの流し走り程度で
は、
急勾配の下りだろうとまず転ば
ない
よ。
路面に砂利があるような所は

絶対に走らない。
転ばない秘訣というのは速度

云々じゃないよ。それ、根本的
に二輪車の如何について誤り。

安全走行はロードを読んでの乗
り方、
運転の仕方次第。
速度が遅くとも出鱈目な運転を
していたら危険度は倍増する。
速度落とせば安全だとか盲信

て、接地感も感知せずに、
路面
との対話もせずに、マシン
との
対話もせずに、くっちゃべ
りな
がら録画走行なんてやって
たら、
そらそのうち転ぶでしょ
うよ。
運転に集中していないズボラ

運行させているのだから。
そもそもがラインがどうのとか
以前に危険運転しているのだか
ら。

あと、年齢も関係ない。
還暦で2スト250で軽く流した走
りが上の動画だから。
大切なのは速度とかではない。
見る人が見れば要所要所はつぶ
さに判別がつく事だろう。ヘッド
ライトのアップやダウンで、フロ
ントフォークにどのような働きを
させているかとか、ブレーキング
はどうやっているのかとか、リア
の面圧をどのように使っているか
とか、ブリップも各所で合わせを
使い分けている事とか。
シフトミスに見える区間はあれ
はあえてあの回転域で抜けて
アップして即ダウンするのが
スムーズになる区間。サーキッ
トとは異なる意図的な操作だ。
それを見抜ける人はどれだけ
いるか。
(サーキットの場合、オーバー
レブ気味に特定区間を通過した
ほうがタイムが出るケースもあ
る)
ラインはさして重要ではないが、
コーナーは円弧ではなく直線的
に取っているその走りの理由と
かも、二輪を知悉している人に
はこの動画を観て即断で解る事
だろう。
そして、パーシャル区間も各所
で取り方を適合すり合わせさせ
ている。

サーキットと公道はロードファ
クターが異なる。
それゆえ、公道には公道の走り
方がある。
マシンの操作はサーキットも公
道も同じモーターサイクルなの
で同じだが、ロードへのアプロ
ーチと処理の仕方が両者では
まるで異なる。
速度云々ではない公道での「走
り」を極めんとするストリート
アタッカーたちは、その差異と
適合性について知悉している。
そのあたりは極めてストリート
ライダーたちはよく知っている
のだ。ゆえに、パブリックロー
ドでは全く転ばない。
そのコースと公道のロードの実
態の差異を咀嚼理解できないバ
カほど転ぶ。公道でサーキット
と同じような走りをしようとす
るからだ。
私がそれだった。
だが、ファクターが異なれば、
それに見合った対処とアプロー
チがあるのが道理だ、という
事に気づいてから、徹底的に
自分が犯した失敗を総括検証
する作業を繰り返したら、だ
んだん道理が見えてきて、それ
を実行に移したら一切公道では
転倒しなくなった。かなりの
ペースで二輪を走行させてもだ。
繰り返すが、それの内実は速度
如何ではない。結果的に速度が
高速度になろうとも、あるいは
低速度領域であろうとも、要諦
はそこではなく、状況適合操縦
操作性の問題。わかりやすく言
えば本記事のテーマでもある
「乗り方」の問題なのだ。
有り体に言えば、道をどれだけ
読んで攻略できるか否かの問題
だ。

サーキットと公道は構成要素が
悉く異なるが、そうした「走り」
に対する乗り手の主体的なアプ
ローチは全く同次元なのである。
そのあたり、漫画ではあるが、
バリ伝グンちゃんは17才にして
すでに覚醒の端緒が見られたの
ではなかろうか。
「どうやったら」「どうしたら」
という常に自分と向き合う世界
の扉を開ける事をハイティーン
で既に知っていた、という領域。
有り体にいえば、努力も自己検
証もしない奴は、どんなジャンル
でもダメダメのパァ、しおしおの
パァ(古)ということなのだろ
う。
いつまで経っても不味い飯しか
作れない男女は、取り組み姿勢
や自分自身に問題がある。

また、基本フロントしか私は使
わないが、動画では車体姿勢制
御の為にリアをあてて舐めるよ
うに使っ
ている部分もある事も、
できる人たちは的確に見逃さな
いだろう。
私は自分の限界は分かっている
から、絶対に自分の限界の4割
以上は超えないように、この動
画のように公道では走っている。
自分のレベル範囲の中で抑えに
抑えて安全マージンを6割取って。
結果、1985年秋から一切公道で
は転倒していない。
二輪円滑走行のすべての鍵は、
トラクションだ。


私の場合は、二輪の走行では
危ないから走りに集中するの
で、録画くっちゃべり運転なん
かよくできるなぁと思う。
感心もしないし、凄いねとも

思わないけどさ。
ビルの屋上の凍った欄干を下駄
でケンケンしているのとほぼ
同じだから、それ。
ほら、凍てつく富士山に軽装で
登山して動画配信していて1000
数百メートル滑落して死亡した
のと同じ事やってるのだから。
二輪車で録画くっちゃべり配信
者の全員が。
危険すぎる。
YouTubeで取れ高稼ぐために

危険運転を拡散させている連
中ばかり。ほんとに。
もう、それはマシンの操作や操
縦や挙動制御をどうするかとか
の以前の問題。遥か以前の。

つまり、話にならない。
真面目に二輪車を運転していな
いのだから。
そりゃあ、転ぶさ。
そして、そのうち、取り返しの
つかない事をやらかす。
それ、間違いない。


さらに、転倒動画を啓発の為に
アップするのではなく、それで
客寄せしている節も多く見受け
られる。
バイクユーチューバーの多くが
如何に危険な事をやっているか、
誰もまともに指摘しようとしな
い。
もうね、皆さん、視聴するほう
も危険認知力が
完全に麻痺して
ます。


 


 






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