ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨日のブログへの皆さんの書き込みを読ませていただいて、とても感激すると共に、僕もまた勉強になり、また色々考えることができました。ありがとうございました

僕は、日々声を大にして誰かに平和を説けるような人間ではありません。くだらないことで何かに苛立ったり、誰かに腹を立てたりすることだって、勿論あります。

でも、戦争は大嫌いです。

大変皮肉なことに、僕達の生活で使われる技術は、戦争があるたびに、飛躍的に発展してきたという歴史、側面があります。でもね、それゆえ、ちょっとしたことでも、身近に「戦争が実際にあったこと(あること)、今の普段の生活にも繋がっている現実なんだ」という事を感じることもできるんです。ちょっと身の回りを見回してみます

当たり前のようにスーパーで売っている瓶詰めは、ナポレオンが長い遠征(つまり戦争)の時の兵士の食料を確保するために、懸賞を出したことで、発明されました。その後発明された缶詰も同じで、元々は主に軍隊の食料として存在しました。

トレンチコートを持っていらっしゃいますか?このトレンチ(trench)とは、戦争で身を隠すために掘られる「塹壕(ざんごう)」という意味です。塹壕の中で動きやすくするため、ベルトが付けられたコートのことです。第一次世界大戦の時に発明されました。

第二次世界大戦の頃、軍事通信用に「マイクロウェーブ」という波長の一種を使うという技術がありました。これがレーダーの設置技師により、偶然料理に使えることが判って発明されたのが、皆さんのご家庭にある、電子レンジです。

戦場では通信が重要になります。そのため、電線のいらない電波による通信の技術開発が必要でした。これは、そのまんま・・・今や誰もが持っている携帯電話に流用されています。

カーナビも、軍事(監視)衛星の技術競争がなければ、もしかしたら、まだ存在しなかったかもしれませんね。ネット上で、航空写真のように、世界中のありとあらゆる場所が、ビックリするほど細かく見れる「グーグルマップ」なども同様でしょう。

インターネットだって、元々は冷戦時代にアメリカで国防用に、なんと皮肉なことに、「核爆弾が落ちても壊滅しないネットワークを」と開発された技術です。でもインターネットがなければ、当然このブログだって存在しません。

殺虫剤や除草剤なんて、そのまんまあれは生物を殺す為の兵器です。最近のこれらの(毒)薬の効き目は、恐ろしいほど強力です。それだけ、そういう技術が進んでいるということですよね。

まだまだ、探せば沢山あるでしょうね・・・。何度も繰り返しますが、本当に皮肉な話です。

誰かは言うかもしれません。「随分恩恵に授かってるじゃないか」・・・えぇ、でもだからと言って、戦争を肯定するわけには行きませんよね。戦争は、どうしてもいかんのだ。嫌いなのだ

写真は、昨日お話したイギリスはリバプールのバンドの「THE SKYLARKS」です。右上が件のP、ことポール・リロイ。当時彼は23歳くらいでしたか。僕は2002年に、彼らが最初で最後の来日した時のサポートキーボードをして、一緒に全国をキャンペーンしたり、ライブハウスや、サマーソニック02にも出たりしました。残念ながら、もうバンドは解散してしまったけれど、風の便りでみんなそれぞれ音楽活動をしているとは聞いています。ちなみに、ポールという名前は、彼のお母さんがビートルズのポール・マッカートニーの熱狂的大ファンで、そう名付けたんだそうです。音楽大好きで、真面目で、何につけ研究熱心で(唯一人、日本食に果敢に挑んでいた(笑))、ニカーッって笑う、とってもいいヤツでした(みーんな、イイやつでしたよ)

彼らと一緒に、ライブ後のバーでビール片手に撮った写真もあったと思うんですけど・・・さっきちょっと探したんだけど、見当たりませんでした(笑)。どこいったかなぁ?でも、絶対にあるはずなので今度見つけときます。昨日彼らの話を書いて、僕も見たくなったし。「TO KEN LA」の「LA」はリバプールの言葉で「友達」という意味です。「ALL THE BET」の意味は・・・「全てを賭ける」でいいのかなぁ・・・わからないんですよねー。どなたか教えてくださいませんか(笑)。

ではー。



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