第三の”きせき”を見ました。
今夜、僕は人生の喜びの中でも最大級に素晴らしいものを目にしまた。耳にしました。
20年前のあの武道館から今日まで、文字通りそのまま20年のようで、…でも何だか一瞬でもあったようにも思えました。
現実に、この日がやって来るなんて。諦めていたわけではないけれど・・・本当に実現するなんて。
しかもこんな望むべくもなかったような、最高の形でね。
余韻が、微塵も覚めずです。
覚めて欲しくもないのですけれどもー(笑)。
---追記。---
実はね、今日の会場のリハで、写真を撮らせていただいたんです。
僕も昼間にへきるちゃんのリハがあったのですが、へきるちゃんチームのメンバーさん、スタッフさんに無理をきいて頂いて、少し早めに始めてもらい、なんとかAXのリハに間に合うように出発したんです。
それでも、クリスマス渋滞もあって、着いてみたらもう正味一時間も無かったので、挨拶もそこそこに、すぐにカメラを構え、ただただ無心で、撮りました。
もちろん被写体は、・・・あのメンバーさんたちであり、そして、あの機材たち。
考えうるかぎり、最高にして、最上の、贅沢な被写体です。
カメラが好きで、良かった、と本当に思いましたよ。
約450枚ほどを撮り終えて、開場前のロビーに出ましたら、クリスマスツリーが。
本当に素晴らしいクリスマスプレゼントでした。
そして・・・、
今日、いらした方にしかわからないかもしれませんが、
もうひとつ、どうしても書きたいので、書きます。
厚見さんに向かって左手側の中段に、「TRITON Extreme(トライトン エクストリーム)」というシンセサイザーがセットされていました。
そして、あの曲やあの曲やあの曲のあそこやあそこやあそこで、何度も、使われていましたね。
あれ・・・
実は、
僕のトライトンなんです。
僕は、厚見さんと同じものを持っているんです。よく三段積みセットの時に、一番上にある、あれです。そしてたまたま今回のライブのスタジオリハが行われる直前になって、厚見さんのトライトンの鍵盤が不具合を起こしてしまい、「修理には出したんだけど、一応念のため、もしも空いてたらだけど、川村君のを貸しておいてもらいたいんだけど」という連絡を頂いたんです。
へきるちゃんの現場では別なシンセを使っていますので、「大丈夫ですよ!喜んで!」とお返事をしまして、使っていただくことになったんです。
そして、いよいよ先日、奇蹟のスタジオリハが行われる日がやってきました。
僕もなんとかして潜り込もうとは画策していたのですが、生憎執筆の締め切りが迫っていて、どうしても伺うことができなかったんです。そんな僕にスタッフさんが「見てごらん」と送ってくださったリハーサルの様子を写した写真の中には、今日の”あのセット”が組まれていて、
そこに、なんと僕のトライトンが、あったんです。
聞けば、厚見さんのトライトンも、もう修理から上がってきていたのだそう。
でも、
僕のを使ってくれてたんです。
「おわっ!」
その写真を送ってくれたのは、GTRバンドのギタリストにして、やはりVOWWOWファンのエージさんでした。「たまらないでしょ」と。そして今朝も「いよいよだね!同じ気持ちを持つ川村君と一緒にこの日を迎えられて嬉しいです。ではAXでね!」と、わざわざメールをくれました。とってもとっても熱くて、優しい人です。
そしてそのトライトンの件ですが、今日のステージ後、厚見さんにご挨拶した折、ご本人から種あかしをされました。
スタッフの一人に、こちらのブログでは何度もご紹介している僕の20年来の友人にして、やはりVOWWOWファンである京都出身の長髪金髪の、あの友人のMがいるのですが、そのMが、「厚見さん、もしもですが、どちらでもいいなら、是非、川村くんのトライトン、使ってあげてくださいませんか」って、お願いしてくれてたんだそうです。(Mは、長髪金髪・・・でお気づきかもしれませんが、今日の本番中は主に恭司さんのギターのケアや受け渡しをしてました)
そして、「あ、いいよ」と、本当にセットに組み込んでくださった厚見さん(←ポスターの中の人が、ですよ)。
そして、今日のあのステージで、20数年前に頭を割られるような衝撃を受けた、そして僕がプロになりたいって思ったきっかけになったあのバンドの音のひとつとして、そしてあの曲で、あの曲で、あの曲で・・・今、僕のトライトンが、弾かれているって。
こんなことが、あっていいのでしょうか。
もしかして、
サンタさん、一生分のプレゼント、今夜まとめてくれちゃったのではないですか?
・・・。
あ、だめだ、
また泣けてきちゃったです。
今日は、泣いてばかりです。
涙腺が弱くなったのは○○のせいでしょうか(笑)。
ではー。