ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨夜もなんだかんだ朝方までやっておりまして、若干ボーっとしていたのは認めます。

 

・・・が、ですよ。

 

実はね、今日は上野まで行ってきたんです。まぁ過去にも何度か書いたかもなんですが、母親が水彩画を描いておりまして、毎年、上野にあります美術館で開かれる展覧会に出品しているんです。で、先日送られてきた、柿と梅干とヤーコンとキャップ(笑)の荷物の中に、この展覧会のチケットが同封されておりまして、「よかったら、5日に」と書き添えられていたんです。

カキものが追い込みの時期いえ、それを理由に一応モノは違えど、母親が頑張ってカキ上げたものを観に行かないというのは、それこそ寝覚めが悪くなるよな、と思いまして、「いきますよー」と返事をして、現地で待ち合わせしたんです。

 

ちょうどいい、キャップも返そう

 

 

そう思って、昨夜、テーブルの上に用意してね。で、今朝、電車に乗って、半分くらい過ぎたところで、はたと

 

「・・・はうっ、キャップ

 

と気づいたわけです。ええ、かわいそうに、テーブルの上で「あれ?」と今日一日残念に思っていたに違いありません。

 

考える人になって、「なんでこーかなー」と思って20秒ほど落ち込んではみたものの、まぁ、遺伝だしね、一種の病気だし、とでも思って、笑って自分を誤魔化すしかなかったんですけれども。せめて、今日のブログのネタにはなったと喜んでおこう、と。

 

で、美術館の入り口にて、またも僕はこの遺伝ウイルスの強力さを思い知ることになったわけです。

 

 

「・・・あ、チケット

 

 

そう、チケットのことを、完全に忘れておりました。用意どころの騒ぎじゃありません。もらった封筒に入ったまま、テーブルにも出してませんでした。家を出るとき、僕は何をしに行くつもりだったのか。

 

・・・ありえん

 

まぁ、ゆうても絵の展覧会ですから、満員で入れないなんてことはないでしょうし、コンサートや演劇みたいに席のあるものではないしね、と、もう落ち込むというよりも、「はいはい、やっぱりね。コレくらいのことはないとね」くらいの勢いで、引きつりながら笑ってね、自己嫌ケン悪になりそうな気分を無理やり払いのけて(笑)、授業料だと思って改めてチケットを買ったわけです。

 

で、先に入って他の出品者の方の絵でも眺めていようと。このことは、なんか恥ずかしいから、母親には内緒にしておこう、と思っていたんです。

 

しかし、会場に入ってすぐに母親が現れ、今日は続いて母親の妹であるこれまたおっちょこちょいの天才(笑)のH叔母と、保母をしている叔母の次女T子が現れました。あとで聞いたところによると、この次女はさらに天才(笑)で、明るい彼女は「そうなの!大抵、家からでれないの!」と自慢気に笑っていました。

引きこもりではありません。

日々、ドアを出てから「あ、携帯!」「あ、財布!」などと、必ず何度も何度も家に戻ることになっているからだそうです。


そして、今日は看護士をしているS子も後から来るのだそう。そこで、叔母が「お姉ちゃん、S子、チケット持ってないって言うんだけど」と言うと、「じゃ受付に言って、名前を言えば入れるようにしとくから」と言う。

 

え?

 

・・・あのー、それって、ひょっとして

 

「あのー、実はですねー」

 

と、僕はチケットを忘れて買って入った話をしました。すると、「あらやだ!何やってんのよー。もったいないわねー」と言うのです。実は母親はこの展覧会の審査員もさせてもらっているので、本人がいれば、同伴者も、フリーで出入りできるのだそうです。

 


「まったく、あと1分でも待っててくれたら、一緒に入れたのに。」

 

「・・・うぅ

 

「それかせめて、先に入るなら電話一本しなさいよ。そしたら名前を入れてもらっておいてあげたのに」

 

 

「・・・うぅぅ

 

 

「ほんとに、おっちょこちょいな上に、せっかちなんだから。」

 

 

おっちょこちょいな上に、せっかち。



せっかちonおっちょこちょい。ワールドオンアイス、みたいですね。違うか(笑)


 

ってか、あのう、それ、

 

 

 

・・・遺伝なんだけどー、って叫んでもいいですか(笑)。

 

H叔母さんの

「まぁ、この展覧会に貢献したってことでね。その分、胸張って沢山観なさいよ

 

 との言葉で、救われたのか、救われないのか。

 

この叔母も、夜中に閉まるボタンと思ってエレベーターで非常ベルを押して、マンション中を起こした人ですからねぇ(笑)。


で、これだけ揃いもそろってるのはどういうことか、と「ねぇ、誰かおっちょこちょい人がいたわけ?」って訊いたら、即答で「おばあちゃんよ(笑)」と返ってきました。おばあちゃん、というのは母や叔母さんの母、つまり母方の僕の祖母のことです。

 

そうだったのか。元締めなら、きっと数々の武勇伝が(笑)。もう本人からは聞けないのが残念ですけれどね。


しかし、血は争えないようです。

 

・・・でも、それにしてももうちょっと気をつけた方がいいかな、と思った12月の最初の土曜日(←記念日にしては普通に忘れそう(笑))。 

 

でね、さっきのチケットの話の続きなんですが、「いやー、だってさ、わざわざチケットを送ってくる位だからさ、無くちゃ入れないと思うじゃない。入れるならそう言ってよー」って言ったら、

 

「何言ってるのよ。だって、あなたが今日本当に来るのかどうか分からないじゃない。でも、チケット送っておけば、いつでも時間があったら来て勝手に入れるでしょ。」

 

と、ひどくまっとうな答えが。。

 

いやはや、どうにも、すみましょん。

 

来ましたよ。

 

 

画伯と、その生みの。T子撮影。

 

って、だって僕ほら、このブログの上では画伯でしょ。主に砂絵専門ですが(笑)。

 

主に花などの静物を描くことが多い人ですが、今回は人物画に挑戦したのだそうです。「色々描いてみたい」と。

  

砂絵画伯、なんか左手が変に緊張を表しております。これは・・・天才・T子が、初めて持ったという一眼カメラを落とさないかどうかが気になっていたとか、いないとか(笑)。


だって、遺伝、ですから。うでんじゃないですよ


ではー。



コメント ( 18 ) | Trackback ( 0 )