今日は、年内の、せんせーとしての仕事納めでした。
今回の本にとって、彼ら、彼女らから、とても多くのヒントをもらいました。何と言っても、まさに今、勉強している子たちですものね。ちょっとした話や言葉から、どれだけ「なるほど、そうか」と気付きやアイデアをもらったことか。
皆さんの持つ最近の若者像、というのがどういうものかはわかりませんが、少なくとも、僕がここで接している学生たちに関しては、なんだかね、ビックリするほど素直で、優しいのです。
彼らを見ていて、教えていて、一緒に何か作業をしていて、話を聞いていて、何度も「うわー、すごいな」と思わされることが沢山ありました。
中でも一番は、仲間を大切にしていることでした。皆、共に音楽を学ぶ仲間、という共通項はあるにせよ、例えば一年生にしたら、つい半年前までは知らなかった子同士のはずです。でも、たった半年で、色んなことを知り合い、感じあって、ああも自然に優しさを差し出す間柄になっているとは。
多分、ただ写真をお見せしたりしたら、髪に派手なメッシュが入っていたり、中には全部金髪だったり、ダボダボのパンツをその下のパンツが半分見えるまで下げてはいていたり、ドクロマークの服や、メタルTシャツ、ジャラジャラのアクセサリーや、長髪にそり落とした眉毛くん、とか、まぁ色々です(笑)。
でも、みんな傷付け合ったりはしないんです。ちゃんと、大事なところで助け合ってるんですよね。
僕も学生の頃あんなだっただろうか、と考えてみたのですが、はっきりとした答えはでませんでしたが・・・たぶん、あんな風にできてはいなかったような気がしています。
音楽をしていようが、何をしていようが、それは何でも構わないのですが、やっぱり素直で優しいというのは、素晴らしいことだと、彼らを見ていて、改めて思わされるんです。
ただ、
唯一の問題は、
たまに
「うちの母親、川村せんせーと同じ歳なんですよ」
などと、ショッキングなことをサラリとのたまうことです(笑)。
目の前にいる、こんなに大きくて優しい立派な青年が、・・・自分の子でもおかしくないなんて、ね。
・・・なんともはや。
美味しいお茶も、ひとまず飲み納めてまいりました。
ではー。