ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日は、午前中から大学の日でした。

音楽と共に生きていくことを志す学生さん達と、

今日も音楽を聴き、音楽の話をし、音楽を創り、「じゃ、また来週ね!」と元気に手を振って、学校を後にしました。

いろんな形で音楽は身近にあります。

僕は、音楽と出会えて、こうして、音楽と一緒に過ごすことができて、本当に幸せだと思います。

多くの学生さんたちの年、18歳とか、19歳とか、20歳とか。

今からなんだってできる、どんなものにだってなれる、本当に、まぶしいほどに若い年だと思います。

自分のその頃なんて・・・

音楽を学ぶなんてことは・・・全然考えておらず(笑)、

どちらかというと、そのう・・・勿論、バンドはやっておりましたが、なんだか、どちらかというと、バイトに精を出したりしてね。

しっかりしていたかというと、そうではなく、無駄に時間を過ごして、遊んでばかりいたような気もします。

 

そんな中でも良かったのは、バイト先がレンタルレコード屋さんだったことと、もう一つが、ヤマハの下請けの楽器を運送する会社だったことですね。

レンタルレコード屋さんでは、毎日、お店にあるものや、新しく入ってくるLPやCDをカセットにダビングして(バイトに行っているというより、ダビングしに行っていたような(笑))、

そして、それを家や車で聴くのが本当に楽しみでした。

自分にとって新しい音楽が、面白い音楽が、沢山たくさん、あったのです。

 

そして、運送の会社では、エレクトーンやデジタルピアノを運んでいました。

エレクトーンは、街の教室の他、主に発表会に。

他に配送予定が無い事もたまにありましたので、そんな時は、発表会を覗かせてもらうことが出来ました。

一生懸命ピアノやエレクトーンを演奏する子どもたち、そして、それを温かな目で、愛情いっぱいの表情で見守る親御さんたちの、温かい拍手。

ほどよく薄暗くて、心地よい空間でした。

夏場なんかは、エアコンが気持ち良くて、そのままうたた寝しちゃったりね(ごめんねーっ!)。

 

デジタルピアノを運んでいく先は、普通のお家。

子どもさんたちの為に、新品のデジタルピアノを買ってあげた親御さん。

僕たちが行くと、

「おとうさん!おかあさん!ピアノがきたよー!」

そんな声と、どたどたと廊下を走る足音が、家の中から聞こえましてね。

あれも、とっても嬉しい瞬間でした。

僕は、白い軍手をして、段ボールに入ったデジタルピアノを抱えて、運転手のおじさんと「どうもー」って。

 

・・・嬉しいんですよ、楽器があるって。

楽しいんですよ、音楽ができるって。聴けるって。

 

 

さあ、明日からブルーノート東京、3デイズです。

 

名古屋の二日間、そして、大阪初日、そして・・・大阪二日目の分も心に、

しっかりと気を引き締めて、一本一本、がんがります。

会場でお会いできる皆様、どうぞよろしくお願い致します。

僕も、精一杯、心を込めて、演奏します。

素晴らしいピアニストの松田さんと、

そして、

・・・天才・玉置さんと、

三人で、僕たち三人にしかできないでありましょう“音楽”をします。

どうか、お楽しみにです。

 

・・・あ、写真は、今日、学校の帰りに食べたつけ麺(中盛)です(笑)。

大盛りは、ブルーノート東京の三日間が全て大成功に終わったら、食べます(こんな願掛けはないかな(笑))。

 

ではー。



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