カツ丼には、うでんが良く合う。
こう考える時点で、「多い!」と思われるかたもおられるかも知れませんが、
これは、業界におりましたせいで、癖になったことの一つでですね(ほんとかな)、仕方ないのです。
ってこたーないんですけど、よくリハーサルや、レコーディングスタジオなんかで出前を取る(または、取って頂く)ときにですね、
タイミングの問題がありますから、「麺ものは避けよう」なんて言われたりします。
「出前来る」
「その時、リハーサル、又はレコーディングに興が乗っていて、すぐに食べられないことになってしまった」
「麺、・・・伸びに伸びる」
こういうことにならないように、
「ご飯ものなら大丈v」
ということで、基本的に、米ものを頼むのが慣例・・・となっていたはずなのです。
昔、知り合いが音楽学校で、
「キミたち!これから、プロになったら、レコーディングでラーメンやうでん、温かいソバは頼んではいけないんだぞ。良く覚えておくように」
これを�真面目”に教えていたくらいなのですから。
一転、最近はと申しますと。
僕はね、一応「今日はお蕎麦屋さんにします」なんて言われて、スタッフンさんにメニューを見せられると
「うーん、・・・麺ものは、まずいよねえ」
と確認するんです。
僕、ほら、うでんが好きですから、食べたいんですよ、温かいのが。
でも、特に僕なんてサポートだったりすることが多いわけですし、アーティストさんやメンバーさんが「米もの」なのに、僕が「麺もの」ってわけにはいかないじゃないですか。
ですがね、最近はね、「ダメだよねえ」と訊くと、必ず、
「あ、でも〇〇さん、温かいお蕎麦頼まれてますよ」とか「いえ、ラーメンの方がもう、おられますよ」
と、なんと、先輩方が、率先して麺ものを頼んでくれるようになっているのです。
「お腹が減っているのだから、ご飯が来たらすぐ食べたい」
この当たり前のことは、若くても、ベテランでも一緒のはず。
しかしね、やはり、つまり、もう余裕なのですね。
「ん?ご飯来たの?よし、食べよう、食べよう。まず食べよう」
こんな感じなのです。
「興が乗っている」場合でも、「あ、でもご飯来たなら、休みがてら食べようよ(いいじゃん、いいじゃん)」、こんな雰囲気になってきているのです(※例外はあります)。
これはね、「いつだって、また最高のプレイができるよ」という、ベテランの余裕の成せる技なんですよ、きっと。
若いうちは、「今だ!今、僕は乗ってるんだ!ご飯なんかで、中断されてたまるか!」だったのものが、
変わってくるんですねえ(※例外はありますし、そうでない人もいます。絶対いると思います)。
で、僕は・・・お腹が減っていて、良いことが一つも無いのです。
「食べないと何もできません」というタイプ。
お腹が減っておりますと、
・・・プレイも、確実に良くなくなります(←ほんとです(笑))。
ですので、最近の「麺ものOK」な風潮は、大歓迎なのです(※現場によります←しつこいね(笑))。
というわけで、大抵、こういった出前の場合に「カツ丼とうでん」「天丼とうでん」とか、軽く行く場合は「親子丼とうでん」という頼み方が、当たり前のようにできるようになってきたので、こういう「ご飯もの+うでん」という組み合わせが当たり前になってしまったのです。
・・・結果、仕事でない時も、こういった組み合わせを頼むことが多くなってしまったのです。
業界の出前事情をダシに使って書いてみましたが、
・・・単純に、いっぱい食べたいだけです。
どうもすみません。
ってかね、こう暑くては、食べないと本当に倒れますからね。
皆さまも、どうか、二人前くらい、なんなら三人前、くらいの勢いで食べて、この暑さを、無事に乗り切ってくださいね。
明日13日(土)、21:00~23:00 スペースシャワーTVで、先日4月の渋谷公会堂での安全地帯コンサートが放送されます。いやあ、楽しみですー。
ではー。