緑ちゃん倶楽部のレッスンから帰ってまいりまして、
スペースシャワーTVで放送されていた「Saltmoderate Show」、途中からでしたが、しっかり見ることができました。
前回のスカパーBSでは放送されていなかった曲もあったりして、なんだか新たなライブを見ているかのように「おお」と思ったり、「なるほどー」と思ったり。
ライブDVDの面白いところは、絶対に見ることができない自分自身が「こんなにも変な動きをしていたのか!情けない顔をしていたのか!気をつけよう!」などと戒めになることと、
・・・人生には気をつけられることと、気をつけてもどうしようもないこともあるのですが、
それにも増して、自分以外のメンバーさんの「こんな事してたのか!」とか「こんな顔をして演っていたのか」などの、新たな発見があることです。
そうなんです、僕のようなキーボーディストというのは、セットの都合もありまして、ほとんどの場合、ステージの後ろの方におります。
僕が前で、後ろにギタリストやベーシスト、ましてやボーカリストがいる、なんてことはあり得ないわけです。
・・・あ、一度だけ・・・、2001年に宇都〇隆さんのツアー「LOVE-iCE」ツアーでは、センターのウツさんと横に並んで、フロントにセットを組まれたことがありました。あの時のステージ図面を見たときは、ひっくり返りそうになりましたねえ。実際、「いや、あの、この位置は・・・変えてもらえませんか」と舞台監督や制作の方々にお願いしたほどでしたから。
結果、変えてもらえませんでしたし、良い勉強になりましたが、
でも、誰の背中も見えない状況で演奏するのって、キーボーディストにとっては、なかなか無い事ですので、不安だったんですよね。
いつだって、ボーカリストの背中を見ながら、ギタリストやベーシストの背中越しにお客さんを見て演奏することがほとんどだからです。
・・・ヒッキーなんですよ、実は(笑)。
というわけで、こうしてライブ映像を見ると、いつも「へえ!凄いなあ」と思うわけです。
特に、一番前に立って、何千人、時には何万人ものお客さんと正面から一人で対峙するボーカリストというのは、物凄いパワーを受け止める体力と気力、また、それ以上の音楽を発するエネルギーを持っていないと、務まらないポジションなんですよね。
昔、椎名へきるちゃんの武道館のDVD「10th Anniversary Tour version BEST 2004.1.1」が発売されたときに、僕の知っている、リハ中や本番中に後ろを向いているときの彼女ではない、「お客さんと対峙する時の顔」をそこに見て、思わず、ぐっと感動しましてね、思わず「凄いよ!」とメールしたことがありました。
・・・元旦から、このエネルギー(ケータリングはお雑煮、おせち)。
いや、別に元旦に限ったことではないのですが(笑)、
やっぱりね、・・・プロって凄いな、と。
今日の安全地帯さんの映像を見てもね、音は、ほら、後ろにいても耳で聴こえているのですが(勿論素晴らしいですが)、
なんといっても、ヒッキーの僕(笑)にとっての、ここでの一番の醍醐味は、皆さんの表情、ステージングでした。
かっこよかったなあ。凄い迫力だったなあ。
あ、
・・・あのお二人のダンスも(笑)。
ではー。