ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日は、日本最初のシンセメーカーKORGさんの本社に、朝8時30分集合で、

高校生の皆さんのバスツアーに含まれるイベントのお手伝いをしてまいりました。

 

前回5月31日はショールームで行わせて頂きましたが、今回は、より大きな音が出せるということもあって、

スタジオをお借りしての演奏となりました。

 

この写真では全部は、分かりませんが、実は今回は、僕がご提案させて頂きまして、

普通のライブのような、ミュージシャン対お客さん、という対面する配置ではなくて、楽器を真ん中にぐるっと輪を描くような楽器配置にして(ミュージシャンは、全員が中心に向かって向かい合う形)、

その中でも周りでも、自由に、、お好きなところで見て頂けるようにしたのです。

 

輪の中に入って目の前10センチで見るのも自由、キーボードやドラムなどでしたら、楽器の真後ろ、例えば、弾いている僕の真横に居て頂いてもよいのですよ、ということなのです。

 

これ、実は、緑ちゃん倶楽部のレッスンと 盆踊り(笑)から思いついたものなのです。

レッスンでは、弾いている僕の真横、あるいは真後ろから覗き込むように見て頂いたりすることが、(レッスンとしては当然ですが)よくあります。

ですが、ライブで、お客さんが真後ろや真横にいる、ということは、なかなかないですよね。

これを、キーボードだけでなく、ギター、ベース、ドラムスに関しても、一斉に同じことができないかな、と思ったのです。

盆踊りも、櫓(やぐら)から、外側の輪を見ることも可能ですよね。

 

ということで、僕たちミュージシャンは、今回は、盆踊り状態で、演奏させて頂いた、ということなのです(笑)。

 

途中、学生さんから希望者も募って、即興でブルース・セッションもいたしました。

 

最初は、

「ブルースって、知っている人いますかー?」

「・・・(シーン)」

だったのですが、

でも、わずか3分のレクチャーで、皆さん、それなりにコードを追いながら、12小節を進行できるようになってしまいました。

このシンプルさと簡単さが、なんといっても、ブルースの良さです。

 

キーボードに挑戦してくれた学生さんには、これまた即興で、耳元で「ドレミソラで何か弾けばいいから!」とソロも振ってしまいましたが、

これも、どうにか、ちゃんとクリアしてくれたのです

 

というか「はい、キーボードソロ!」って、その場で振られたら、・・・やるしかないですものね(笑)。

 

「無茶ぶりだ!」って驚いてましたが(ごめんね)、でも終わった後は、

「楽しかった!新しい(練習やライブでの)ネタが出来た!」って喜んでくれてました。

 

最後に僕たちで演奏したのは、これも僕からの提案で、・・・緑ちゃん倶楽部で前回の課外授業でやったAのファンクでした。

これもブルースの知識があれば、演奏できてしまうものですので、また機会があれば、いつか学生さんともセッションしたいですねー

 

その後はショールームで自由に楽器に触れて頂いて、僕のお役目はおしまいでございましたが、

その自由時間にお話しをしたボーカル志望の高校三年生の女の子に「どうしてミュージシャンを目指したいと思ったの?」と訊きましたら、

「〇〇〇(アーティスト名)の△△△(曲名)っていう曲を歌を聴いた時に、その時に私が言って欲しい言葉を、全部、歌ってくれていて、すごく泣いちゃったんです。それで、私も、いつかこういうことを伝えられる人になりたい、って思ったんです」

と言ってくれたんです。

そうなんですよね。

こういう感動体験の連鎖、バトンの受け渡しができるのが、素晴らしいことなのですよね

 

今日は、夏休みの一日の、わずか時間ではございましたが、

参加して下さった学生さんの若い心に

「音楽って、おもしれー!」

って、少しでも残せていたら、嬉しいなあ、と思いながら、

僕は、ぷ、に走るのでした

 

ではー。



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