ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日は、(日本にとっての)終戦の日。

正式には「戦没者を追悼し平和を祈念する日」というのだそうですが、

終戦記念日、も一般的にはOKとのこと。

 

この終戦の日、世界共通ではないのですよね。

アメリカ合衆国や、イギリス、フランス、カナダ、ロシアでは9月2日、

ロシアや中国では9月3日が、それぞれが、いわゆる「終戦の日(名前、名称はそれぞれです)」にあたるのだそうです。

 

また、

「小学生用社会科教科書や中学生社会科教科書(歴史分野)の多くは、終戦の日を8月14日か8月15日と記しており、9月2日については言及していないものもある。「

「高等学校日本史教科書の多くは、終戦の日を9月2日としている。8月14日は「ポツダム宣言受諾が決定され連合国側に通知した日」、8月15日は「戦争が終結することをラジオ放送で国民に知らせた日」と記されているものが多い。」

とのこと。

 

僕は、終戦の日を9月2日と習った記憶がないのですが・・・、いつからか、こういう表記になっていたのでしょうか。

時代は変わっていくのですねー。鎌倉幕府も1192(イイクニ)年ではないそうですからね。(1185(いいハコ)年とする教科書が多くなっているそうです。)

 

呼び名一つとってもですが、70年が経っても、デリケートな問題が、ありますね。

ともあれ、70年、戦争をしていない国は、大変に少なく、わずか8か国のみなのだそうです。

 

アイスランド、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、スイス、ブータン、そして、日本の8カ国、と言われているそうですが(さらなる詳細は各自、お勉強をお願いたします)、

お気づきでしょうか。ほとんどが、北欧の国ばかり。

これは、北欧には、そもそも、戦争の火種があまりないから、なのだそうなのです。

 

以下に説明されている文章をお読みください。

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「何故北欧諸国は戦後、戦争に巻き込まれなかったのですか?」


・大戦後の戦争の原因になるものが、北欧諸国には無かった。


戦争の原因として

①米ソ対立の発火点という地政的な位置には無かったこと。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフリカ、アフガンなどの米ソの代理戦争とは無縁の地政的な位置でした。

②民族対立
中東戦争、バルカン諸国などがそうですね。

③宗教対立
中東戦争、印パ紛争

④経済的な貧困
北欧諸国などはおしなべて豊かな国です。

⑤政体の未成熟
民主主義が確立しており、独裁者のアンバランスな政治とは無縁であり、バランスの外交を行っている。

「ノルディックバランス」、つまりアメリカとロシアの間のバランスを上手く取りながら外交政策をしてきたから、というのが大きいそうですが、
ただし、スウェーデンやフィンランドは国連PKF(国際連合平和維持軍)という形であちこちの鉄火場に首を突っ込んでいますし戦死者もいます。

 

となりますと、戦争はしていないけど、戦死者は出ている。

 

ならば。

世界196カ国の中で、

世界でも屈指の経済力を持ち、人口も1億3千万人近い近代国家が、

テロを別としますと、70年間、一発の弾丸も発射せず、一人の戦死者も出していない国であるというのは、

大変に奇跡的なことなのだそうです。

 

誇りに思い、これから100年、そして200年、300年記念と、ずっと平和が続きますように。

 

ケンカなんかしたって、・・・いいことなって、何もないんですからね

 

ではー。



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