まさに、「ベスト・デイ」。
暑くもなく、寒くもなく、とにかくとても天気が良く、何とも気持ちよい一日でございました。
そんなお日柄のよろしい本日は、T京音大にてオープンキャンパスが行われました。
僕の担当する「ソングライティング・コース」は、こちらの、いつも毎週水曜日に終日授業をしております、J209という教室で行われました。
ここで、90分という短い時間ではございますが、特別講座という形で、ソングライティングについてお話をさせて頂きました。
いつもと違って、今日の生徒さんは、受験を検討して下さっている、現在中学生~高校生の学生の皆さんと、その親御さん方でございました。
皆さん、とっても熱心な様子で、僕の話や、ご紹介する映像資料などをご覧になって下さって、あっという間の時間でございました。
音楽を仕事をしてやっていくことの楽しさを、少しでもお伝えできていたらいいなと思います。
色々お話を致しましたが、今日、一番お伝えしたかったのは、
「音楽を仕事にすることは、時に本当に大変だけど、でも、仕事に行くのが嫌だなあ、と思ったことが一度もないんですよ」
という点なのです。
これは本当なのです。
20数年、音楽の仕事をさせて頂いていて、ライブ、リハーサル、レコーディングなど諸々の現場、それから、現在のように学校でお教えさせて頂いている日々も含めて、
「めんどくさいなあ」「いくの嫌だなあ」
と思ったことが、たったの1日も、無いのです。
どこにいっても、必ずいつもそこには楽器があって、音楽が大好きなミュージシャン、ミュージシャンの卵たちがいるのです。
本番なら、音楽が大好きで、それを待っていてくれるお客さんたちがいてくれるのです。
レッスンでは、音楽のことをもっと知りたい、と思ってくれる学生が、そして多くの皆さんが、いてくれるのです。
そして、かならず、音楽があります。
ですから、僕はいつも、家を出る時は、ワクワクして、出かけているのです。
「これって、人生として、なかなか素晴らしい事だと思いませんか?」
今日の最後に、皆さんにお伺いしました。
学生の皆さんは勿論ですが、
特に、親御さん方が、大きく頷いて下さったのが、印象的でした。
T京音大の僕の授業では、学生さん一は、一人1システム、この大きなディスプレイ2台ずつの機材セットを使ってもらっています。
鍵盤が写っている方は、正面にあります僕の機材セットの画像を見てもらえるディスプレイです。時には、映画やDVDなどの映像資料などもご覧になってもらいます。
もう一台の宇宙のディスプレイは学生さんそれぞれの、コンピューターです。なんだか、ライオンが一匹おりますが(笑)。
プライベート・ハードディスクも、一人一台、支給されます。そこに、どんどん、自分の音楽を貯めていけるのです。
現在、公開中のソングライティング・コース座談会その1、その2では授業の内容が少しご覧いただけますが、
いわば、毎日、自分だけのレコーディング・システムの中で、作業を進めることができるのです。
・・・などと、宣伝めいたことを書いてしまいましたが、本当に、このコンピューター関係、シンセ関係の機材の充実具合は、なかなかに素晴らしいと思っています。
写真には写っていませんが、こちらの教室には、グランドピアノはじめ、レスリースピーカーや、ローズ・エレクトリック・ピアノ、メロトロンなども揃っています。
僕が学生だったら、・・・毎日通いたい、なんなら、住める(笑)、と思ってしまうほどです。
楽器に囲まれ、音楽に溢れた生活。
楽しいですよ、本当に。
こんなことを許して頂いていることに、感謝です。
本当に、ありがたいことです。
その分、しっかりと、頑張らねばですが、
これまた、「嫌だなあ」と思うことが、一つもないのが、
音楽の素晴らしいところだと、思うのです。
例えるなら、
そこには嫌いな食べ物が一つも無くて、
みんな大好きなものばかりで、いくらでも、ずっと食べていてもいい、
という状態です。
まるで、音楽の満漢全席やー(彦摩呂風)。
ではー。