ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨夜、ライブを終え、打ち上げをし、よたよたと返ってまいりまして、

すっごい眠かったのですが、ソファで1分寝落ちしたら、その後、妙に目が冴えてしまいまして(^^;)、

なんとなく眠れなそうでしたので、テレビをつけておりました。

少し映画を観て、そろそろ寝ようかな、と消して。

でもやっぱりな、とまたつけて、少しニュースを見て、消して。

で、

「そうそう、録画してあったのでも見ようかな」

と、ふと、見たNHKの番組表の中に、

もうひとつのショパンコンクール

という文字が。

 

コンクールの裏の、ピアノメーカー、そして調律師の戦いを描いているという。

 

「面白そうじゃん!」

 

その場で観ようかと思ったのですが、スッキリした頭で観たいと思い、録画をすることにしました。

 

がしかし、同じ番組が二つある。

番組表の内容解説を見ても、まったく同じ。

タイトルも、解説も、一字一句、同じ番組が、なぜか、間を10分ほど開けて、二つある。

 

「きっと、これは面白い番組だから、続けて、二回やるのかなあ」

 

少しお酒の入った頭は、そんな風に、考えたのです。

 

「でもまあ、同じ番組なら、ハードディスクもなんやら一杯に近いし、一つでいいよな」

 

と、最初にある方の番組を録画予約しまして。

 

・・・で、結局、その番組が終わるころまで、あーでもない、こーでもない、と、テレビをつけたり消したり、ネットを見たりと、うだうだしていたのです。

 

で、さすがに寝て。

 

起きて。

 

予定よりも早起きをしてしまったので、

早速、昨日の番組を見ることにしました。

 

わくわく。

 

スタインウェイ(アメリカ)、ヤマハ(日本)、カワイ(日本)、ファッツオリ(イタリア)。

ショパンコンクールの出場者は、この4つのメーカーが提供する4台のピアノから、自分が演奏するピアノを選ぶのです。

多くは、やはり、なんといっても老舗のスタインウェイ。

そして、シェア世界一のヤマハも人気。

ずっと引き離されて、僕の大好きなカワイ。

そして、新興メーカーのファッツオリ。でも、調律師はイタリア人ではなくて、100万人に一人の耳を持つという、日本人調律師。

(ベーゼンドルファーは残念ながらなかったのですが)このピアノメーカー、調律師さんたちの戦いが、最高に面白く描かれておりました。

何よりも、音色の違いが分かって、本当に興味深かったのです。

 

で。

 

さあ、いよいよコンクールの予選が開始!

さてさてさて、どのピアノが決勝に進むのか!

というところで、

 

「物語は、この後、白熱の舞台へ。続きは後編にて!」

 

とかなんとか。

 

 

「・・・

 

 

なんだよ、後編って。

 

頭が、一瞬にして、ヒヤリと温度を失って、固まりました。

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「硬変」の用語解説 - [名](スル)本来は柔らかいものが、何かの異変で硬くなること。例:「肝硬変」

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そんなの、どこにも書いてなかったじゃん。

前篇と後編があるなら、どこかに、そう書いてくれよ。

 

前篇しか、録画してなかったじゃん

 

しばらく、番組表やら(みあたらない)、再放送の予定やら(今回が再放送・・・)、NHKオンデマンド(有料放送・・・にもない)やらの情報を見ては、

ため息をついておりました。

 

マヂデカナシイ。。。

 

コンクールの結果は、ネットでも見れました。

出演者の演奏も見れました。

 

でも、調律師さんの戦いは、

 

・・・見れません。

 

 

中村紘子さんが、著書の中で仰っておられました。

「コンサートプログラムには、我々演奏者の名前と同じ大きさで、調律師の名前があってよいと、本当に思うのだ。」と。

 

そのくらい、調律師さんというのは、大切な存在なのです。

あーーーーー、くやしいです。

 

地上波での再放送、あるのでしょうか。

あるとしたら、その情報はどうやって手に入れれば。

皆さま、もし、見かけたら、是非教えて下さい・・・。お願いいたします。

もしももしも、録画されていたら、

是非、是非、見せて頂きたいです(できないシステムでなければ)。

 

あー、ほんと、びっくりして、持っていた紅茶を頭からかぶろうかと思いました。

 

後編・・・まってえ。

 

ではー。



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