
昨日9月2日にリリースになりましたTAK MATSUMOTO(松本孝弘さん)のソロアルバム「BluesMan」。
来年4月にはツアーでご一緒させて頂くことになっておりますが、こうしてアルバムを聴かせて頂きますと、またギュッと身が引き締まります
。
緑ちゃん倶楽部のでも、ずっとブルースを一つの軸にしてレッスンをやらせて頂いてきておりますし、
僕自身、ロックのフィールドで初めて覚えたフレーズは、ブルーノートを使ったものでした。
イギリスのロックバンドDeepPurpleのリーダーであり、オルガニスト&キーボーディストのジョンロードのコピーをしてのことだったと思います。
その後、先輩に誘われてよくわかってなかったのですが、R&Bの曲を難曲か演奏したり、
日本のロックンロールバンド(ロックンロールはブルースとは親戚のようなもので、コードも音使いは基本的に一緒)のコピーバンドをしたりと、
そんなことがあって、プログレにハマっていた時期もありつつ、偶然にもデビューしたバンドもロックンロールバンドでしたしね(ロックンロールが一番好きだった、というはわけではないのですが(笑))。
その後、サポート仕事を始めてからも、自分で何かを弾くときにはいつも基本にブルーノートがあったのは、これは間違いありません。
言い換えれば、どんな時でも、ずっとブルーノートに・・・助けられてきた、という感じです
。
もし、ブルースにまったく縁が無かったら。
ブルーノートは苦手で・・・だったら。
これまでの仕事の半分以上は無かったと思いますし、
こうして、松本さんのソロツアーのお話を頂くことも、絶対に無かったことと思います
。
といって、別に毎日ブルースを聞いているわけでもないのです。
毎日、ブルースばかり弾くわけでも、全然ないのです。
でも、やっぱりいつだって大好きで、反応してしまうし、一番、気持ちに近い音だと感じることが多いです。
そして、ピアノを5分も触れば、ブルーノートは、必ず、いつのまにか、どこかに入ってきているのだと思います。
でも。
デビューした時に一緒だったバンドメンバーが
「ブルースとかロックンロールって、・・・マジに突き詰めると一生かけてもできねえ(笑)」
と言っていたのが印象的でした。
そういって笑っていたのが、まだ24歳の頃というのもシュールですが(笑)。
でも、これは、やっぱり真理なんだろうなと思います。
そして、だからこそ、ブルースはとてつもなく魅力的なんだと思います
。
ではー。