学生のレッスンをしていて、当たり前のように鍵盤を弾ける子は勿論いますが、
ほぼ、まったくの初心者であっても、やっぱりドミソはわかる。
これは、この黒い鍵盤の並びのおかげなのですよね。
二つと、三つ。
これがあるので、小学校の教科書の裏の紙鍵盤(今でもあるのかな?)で、形だけでも覚えちゃう。
そして、ドの位置も覚えちゃう。
当たり前のようでいてですね、
では。
ギターで、ドの音のフレット、一発で押さえられますでしょうか?
トランペットで、ドの音を出すには、どうやってバルブを押さえますでしょうか?
あるいは、バイオリンやチェロで、ドの音を正確に出すなんて・・・場所が分かったところで、初心者には至難の業。
ということで、鍵盤ってすごいのですよ。
およそ、誰が弾いても、ドはド。
しかも、音楽をやらない人でも、大概の人がみんな知っているのですから。おそらく。
スタートの敷居がものすごく低い楽器であることは間違いないですね。
ただ、簡単にスタートでできる分、ものすごく沢山の人がやる楽器でもありまして、
ピアノを習ったことのある人の人口は、ギターやトランペットやバイオリンにに比べたら、めちゃめちゃ多いのですよ。
でも。
でもでも。
クラシックはともかく、キーボーディストになろうと思う学生は、不思議と少数派なのです。
パート別では、ボーカル、ドラム、ギター、ベースに次いで、一番少ない(笑)。
というかですね、ボーカルの次がドラムというのも面白いですよね。
でも、これも事実なのです。
そして、ドラムもまた、すぐに”音が出せる”楽器です。
さらに、ドとか、コードとかが無い。
うーむ。
面白いですね。
今、高校生の皆さんが来年度入ってくるわけですが、次年度は、どんな割合になるのかな。
何かの間違いでキーボードが一番多く・・・なんてことは、ないのでしょうねえ(笑)。
勿論、大ウェルカムなのですけどね(笑)。
ちなみに、僕のレッスンには、全パートの学生さんが来てくれています。
ドラムの学生さんも多いです(笑)。
音楽の、楽器の嗜好、色々、面白いです。
ではー。