この赤い躯体のシンセは、もうここ二十数年で、本当に一般化したと思います。
スウェーデンのClavia(クラヴィア)という会社が発売している、Nord(ノード)という一連のシリーズもので、
それまでのシンセと大きく違うのは、なんといっても軽さと、それに相反するような、音の良さ。
それまで、鍵盤楽器というのは大きく、なんなら重たい方が音が良かった(一部、名機なのに、意外に軽いシンセもありますけども。・・・プロフェット5とか)。
でも、やっぱりピアノ、ハモンドを始めとして、だいたい思いたいのです。ミニモーグだって、あの見た目からは想像がつかないと思いますが、重たいです。
勿論、プロフェット5より重たいです(笑)。
ミニモーグは、ケースに入れた状態ですと、20キロ近くなりますからね。
あら、ちょっと運べないわね、って方の方が多いかもしれませんよ。なんといっても、ペットボトル10本分ですから(笑)、
で、ノードは、軽い(笑)。
49鍵盤(4オクターブ)のモデルで、5~6キロなんですから。
ソフトケースに入れたら、中学生の女の子でも背負ってバンド練習に行けちゃう。
それでいて、音がしっかりしているので(これ大事。普通は軽いのは、比例して音も軽いですから・・・)、
プロにもアマにも人気の、シンセブランドになったのです(ただ、・・・少々、多きさ比で(?)お高いのがアレなのですけどね)。
僕も、ノード・エレクトロ2、ノード・リード2Xと、2台ほど持ってはいるのですが、
今、友人から、結構レアなのでめったに見る事のない、このモデル「NordLead3」を借りているのです。
って、シンセ好きな方ならば、ですが、この写真でわかっちゃいますね。
なんといっても、このモデルしかないロータリーエンコーダーが搭載されたパネルが特徴的。あと、これは暗闇でとっても綺麗(笑)。
しかし、音が良い。なんといっても、太い。そして、モーフィング(超簡単に言いますと、音が時間経過で変わっていく機能)が面白い。
ノードシリーズの中でも、特殊なシンセなのですよ。
楽しくて、結構、夜な夜な、遊んでしまっています。
・・・でも使えば使うほど思いますが、これは是非手元に欲しい一台です。
軽いのも、今でこそ、よりありがたいというね(笑)。
ではー。