く~にゃん雑記帳

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<奈良県大淀町> 「第4回大和の国芸能まつり」開催

2015年06月22日 | 祭り

【県無形文化財の伝統芸能や民謡、太鼓、お囃子グループなど】

 「第4回大和の国芸能まつり」が21日、奈良県大淀町の町文化会館あらかしホールで開かれた。主催は同ホールで音響や照明などのイベント運営を担当するボランティア組織「あらかしステージオペレータークラブ(ASPC)」。地元大淀町をはじめ県内の伝統的な民俗芸能や新しい芸能の振興を目指して2012年にスタートした地域活性化イベント。今年は県内各地から13団体が参加して、日頃の練習の成果を披露した。

 芸能まつりは午後1時、地元の「直央流鼓響大淀太鼓教室」からスタート、かわいい幼稚園園児や小学生が息の合った太鼓の演奏を見せてくれた。続いて天理市の「紅しで踊り保存会」が登場(下の写真㊧)。紅しで踊りは毎年9月、大和(おおやまと)神社の秋の大祭で豊年満願踊りとして奉納される。天川村の「洞川(どろかわ)民芸会」は「天狗の舞」(同㊨)と「行者神楽」を舞い、五條市の「和太鼓のら」は八木節など2曲を演奏。広陵町の「箸尾戸閉(とだて)祭 南区・南興青年会」は手拍子に合わせて「箸尾伊勢音頭」を披露した。

 

 休憩を挟み第2部の初めに登場したのは宇陀市の「菟田野祭文(うたのさいもん)音頭保存会」。祭文音頭は宇陀市の水分神社の盆踊りとして遥か昔から受け継がれてきたという。太鼓に合わせ祭文音頭が始まると、場内は一足早く夏の盆踊りの雰囲気に包まれた。この後、女性だけでつくる橿原市の太鼓グループ「楽鼓(らっこ)の会 萩組」(下の写真㊧)や奈良県無形文化財に指定されている五條市大塔町の「篠原おどり保存会」(同㊨)、川上村の「烏川神社豊穣祭 東川(うのかわ)千本搗き音頭保存会」が登場。最後は出演者全員による「海のお囃子」の演奏と踊りでフィナーレを飾った(最上段の写真)。実に愉快な2時間半。会場を去る観客たちもみんな満面笑顔だった。

 

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