く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<ハナカンザシ(花簪)> かんざしにしたいほど可憐な小花をいっぱいに

2017年04月07日 | 花の四季

【花径2cmほど、ドライフラワーのようなカサカサとした手触り】

 キク科ローダンセ属の1年草。ローダンセ属の仲間はオーストラリアや南アフリカに100種ほど自生するが、このハナカンザシの原産地はオーストラリア。正式名は「ローダンセ・アンテモイデス」。株を覆うほどに直径2cmほどの丸くてかわいい八重の白花をいっぱい付ける。草丈は15~30cm。花期が3~6月と長く、切り戻すと次々に花芽がつく。

 もともとは多年草だが、高温多湿に弱いことから日本では1年草として扱われる。花はつぼみの頃は初め赤紫色。開くと丸くて白く、中央部が黄色の花を茎の先に1輪ずつ上向きに咲かせる。花にはほのかな芳香があり、カサカサとしたドライフラワーのような不思議な手触り。その触感から英名では「ペーパー・デイジー」や「ストローフラワー」などと呼ばれているそうだ。

 近縁の仲間に「ヒロハノハナカンザシ」があり、「ローダンセ」として流通している。細葉のハナカンザシに対し葉が幅広い卵形なのが特徴。別名「ヒメカイザイク(姫貝細工)」。花色は白のほかピンクや赤紫色などもある。草丈は30~50cmと大きく、切り花やドライフラワーとして利用される。「初髪に花かんざしといへる花」(後藤比奈夫)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする