【新観光拠点にも! 若草山・大仏殿・興福寺五重塔などを一望】
奈良県庁の東側に隣接して「奈良公園バスターミナル」が13日オープンした。奈良公園周辺の渋滞解消と新しい観光拠点とするのが狙い。2階建ての西棟と東棟の2棟から成り、延べ床面積は約5000㎡。その間の地上部に大型バス16台分の乗降スペースを設けた。東西の建物は2階と屋上部分で連絡通路によって結ばれており、屋上からは若草山や春日山原生林、東大寺大仏殿、興福寺の五重塔などを一望できる。(写真は屋上で演奏する奈良女子大学付属中等教育学校器楽部のメンバー)
建物内には300人収容のレクチャーホールをはじめ、「観る・食べる・買う・体験する」の4つのテーマごとに自分だけの〝お散歩マップ〟を作ることができるコーナー、タッチパネルで奈良にまつわるエピソードや豆知識を学ぶ〝奈良ストーリー〟のコーナーがある。奈良公園一帯の1000分の1の模型も。また喫茶やレストラン、着物レンタル店、土産物店なども出店している。
開業初日の13日にはレクチャーホールで大画面による「春日山原始林への旅」の上映やマリンバの演奏があり、屋上では奈良女子大学付属中等教育学校の器楽部や高円高校吹奏楽部による演奏などもあった。屋上は奈良公園をはじめ市内中心部を一望できる絶景ビューポイント。ふわふわの芝生の回りにはベンチも配置されており、観光客だけでなく市民の憩いの場としても人気を集めそうだ。