爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

結婚66年

2025年04月01日 | 日記
昭和33年4月1日、爺が25歳、家内が24歳だった。お互い本籍地から取り寄せた戸籍抄本と印鑑をもって新潟県柏崎市)に婚姻届けを提出した日を忘れることは無くあの日から66年になる。

「お前百までわしゃ九十九まで、ともに白髪の生えるまで」古いことわざ通り白髪になり、爺は92歳、家内は91歳になった。100歳の壁に向かって動きの鈍くなった五体に鞭打ちながら自立している。

運転免許返納後の二人での外出はスーパーと病院だけ、家では小生はパソコンと向き合い、家内は編はみ物三昧、お互いに居眠りしながらの読書、時々無理のない家事を共同作業でしている。

夫婦ともに補聴器を着用しながらの生活だけに、言った、言わない、聞いた、聞かないの水掛け論を繰り返しながらも、お互い転倒には最大限の気配りをして、老体をかばいながら生き続けている。


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今日を大切に

2025年03月25日 | 日記
某寺院の住職がお年寄り達に「今日を大切に」と題して語った要旨がネット上で紹介されていた。80歳まで生きたとして、27年は睡眠時間、10年は食事の時間、5年はトイレの時間で合計42時間になる。

残りの時間は差し引き38年しかない。食事やトイレや睡眠は人間が生きていく上で不可欠で削ることは出来ない。時間は1日24時間しかないので時間を大切に使いましょうと言っている。

人生を数字で分けて見ると、おっしゃるとおり、現役時代は考えてみることもないまま、公私ともに忙しく走り回りながらの生活、365連休の身となり人生の定年が近づくにつれ考えたり納得したり。

「時は金なり」という同じ意味合いの諺もあるが、今の爺、二人の息子の健康、3人の孫と3人のひこ孫の健やかな成長を祈りながら毎日を無難に過ごすことができたら金である。


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職場旅行

2025年03月20日 | 日記
昭和28年から38年間の公務員生活で年に一度の職場の親睦旅行といえば、1泊2日の温泉旅行が定番である。爺も何回か幹事役をして旅行を予算内で楽しく終わらせるために苦労した。

酒豪達には宴会費の節減のため車中で持ち込み酒をタップリ飲ませたり、開放感から何時も言動があやしくなる御仁の介護士の選任やら、名声高い、いびき族のために別室を用意したり。

部屋を探してさ迷っているもの、飲み代不足でつけ馬に付き添われて帰ってくるもの、朝起きたら他人の下着だったり、ランニングをパンツ代わりに穿いてくるもの等々、話題の多い行事でもあった。

普段は作業服に長靴か地下旅姿のの現場職員も、この日ばかりは、ナフタリンの匂いかーが残るスーツと革靴で、女性職員は普段着とは違ったよそ行きのおしゃれ着になる日でもあった。

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麻雀との出会い

2025年03月15日 | 日記
麻雀との出会いは昭和28年二十歳の春、赴任先の職場で早速に先輩から一通りの説明を受けて実戦に入る。上達するためには教授料だと思えと、最初から僅かであるが掛け麻雀。

当時の娯楽として、立てばパチンコ、座れば麻雀、歩く姿は千鳥足と言われたほどに,爺と同年代の元青年達には,徹夜麻雀なども体験しながら、それぞれ楽しんだであろう。

当時は夜間の保安要員は職員二人であたっていた。麻雀好きな先輩から誘いが来るが爺のような独身で下手なやつは、いつも第一候補、断る理由もなく、勝ったり負けたり。

30年近い麻雀歴の爺、上達することもなく、リズムに乗って「ツケば勝つ」、大勝ちも大負けもしない消極的な麻雀だが最近は、ネット上で顔の見えない3人を相手に楽しんでいる。

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92歳になった

2025年03月10日 | 日記
一昨日92歳になり、目標だった母が亡くなった年齢と同年になった。思えば小学生時代はクラスで一番小さく、風邪をひきやすく、おなかを壊しやすい虚弱体質の爺が長生きしたとは。

父はガンのため74歳でなくなった。神経質の妹はガンになった時に父のガン体質を受け継いだようで74歳で死ぬかもしれないと日頃から口に出していた通り、同じ年で亡くなった。

母の終末は7年間は病院と介護施設での生活だったが、爺は長生きの体質を受け継いだようで一つの目標は達成したが、自立している爺に神様からいくつオマケをいただけるだろうか。

結婚67年、8月には家内も92歳になる、厚労省の資料によると平均余命3年とあるが、残りの人生も僅かになってしまった。主治医からの生活、栄養指導にかかわらず、マイペースで。

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