愛犬ゆうちゃん、間もなく彼の地に旅立ってから3年になる。今も元気な頃の男前の写真に向かって「おはよう、お休み、行ってくるよ」など、生前と同じ言葉を掛け続けている。
家の建具や唐紙や壁の所々に、幼い頃のゆうちゃんによる引っ掻き傷やおしっこの跡が残っている。寂しがり屋だつたゆうちゃん、何時も爺婆と一緒、人間の子と同じに生きた18年だった。
19日、ゆうちゃんが眠る家内のふる里(寺院)にある動物供養塔に向かって名前を呼び続けてきた。先輩や後輩のワンちゃん達と楽しく遊んでいるのであろう、この頃は夢にも現れない。
散歩仲間でもあった爺、運動不足になってしまった。かかりつけ医から散歩するようにと言われ、ゆうちゃんとの散歩道を一人で歩いた時期もあったが、寄る年波か、その気になれない。