聖路加国際病院理事長だった日野原先生自身が実践していた健康の心得の中に「いつも笑顔で」がある。人の顔には笑顔を作るための表情筋が36本、放っておくと機嫌の悪い顔になるんだと言う。
年をとると表情が乏しくなるので、日頃から唇の端を意識して上げておくようにと、世間には、表情筋が健全に機能していないのか笑いの表情が少ない人がいる、面白くないのかと尋ねるとそうでもない。
免疫学の権威で新潟大学の安保教授(故人)の講演で、笑うことは体の免疫力を高め、血液の流れも活発になって元気になるので、笑わない人にはコチョコチョしてでも笑わせなさいと言ってた。
現役時代、上京の折には、末広亭や鈴本演芸場で何日分も笑ってきたことがある、思い出しては笑ったりしたものだが、今は息抜きにネット検索で古典落語や古い漫才を聞いて一人笑いしている。