爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

楽しい先輩

2025年02月25日 | 日記
昭和55年から2年間を同じ職場だった飯塚氏は、今も時々思い出すと楽しくなる先輩である。家に帰れば区長さん、町内のリーダー的な存在だが、服装には無頓着な御仁だった。

折り目のない、短めのズボンをくるぶし丸出しではき、靴下の組み合わせの違いにも拘らず、無造作に結んだネクタイはいつも緩みがち、爺よりも12歳年上の温厚な先輩だった。

職場旅行で入浴後のこと、ランニングシャツが無くなったと騒いだことがあった、見ればパンツの上にランニングを重ねてはいた。腹も立たない笑い話として、職場の一粒話になった。

お酒が大好き、飲むほどに口数も滑らかに、小太りの体の揺れも大きくなり、口元を杯に近づけて飲む独特なスタイルで美味しそうに飲んでいた。冥土でどんな身なりで酒を楽しんでいるやら。 
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