老夫婦の買い物先は、三日に一回ほどの食品スーパーだけである。コロナ禍で客同士や店員との会話は控えるよう店内放送もあって、物置から物を取り出してくるようで楽しさは無い。
スーパーのレジでの精算方法も。従来からの現金支払いの他、スマホやカードを利用される方、客が自分で商品のバーコードを読み取る「セルフレジ」や、精算を客が行う「セミセルフレジ」など、多様化した。
お目にかかったことは無いが、高齢者がゆっくりと会計できる「スローレジ」のある店舗もあるとか。お金の出し入れに時間がかかる人も焦らずに買い物ができるし、従業員が丁寧に対応するので好評だという。
子供の頃に利用した小さな「なんか屋」を思い出しながら、時々100円ショップで無駄遣いをして買い物を楽しんでいる。たまにお買い得品もあったり、僅かなお金で気分転換ができる。