広々した量販店で探したり品定めしたりの買い物は苦手な爺、衣料品や家電用品は専ら小売店で説明をいただきながら、黙々と品物を選び、レジで支払いするだけのスーパーでの買い物も気楽で便利で適度な運動にもなるが、物置から物を取り出してくるような、いまいち物足りなさを感じる。
時々、ドライブ方々、旧豊栄市の六斎市に出向き、行きつけのお店を訪ねるが、話も弾むし、なじみ客が次々と訪れ賑やかになるし、楽しく買い物ができる昔ながらの対面販売を味わってくる。
小学校入学前であろう、呉服商を営む母の実家でも六斎市に露店を開いており、伯父に連れられ、露店の片隅で一人遊びしている爺に近在から訪れる馴染み客が声をかけながら買い求めていた様子を、おぼろげに覚えている。
孫たちに送る新潟の味、スイカ、枝豆、ブドウ、ナシ、サクランボに限っては、お馴染みの生産農家へ出向いてのお買いもの、品質も味も保証付きで喜ばれる、孫バカも運転免許証返還するまでは続くであろう。