最近のカラオケ装置、高度になり、音痴の人も、テンポがあわない人も、自動補正してくれると言うが。
かつては、下手ながらもスナックで自身も楽しく歌ったし多くの人の歌も、たくさん聴いているが、正直の所「うまいなー」と思った人は数少ない、記憶にあるのは、もう60代半ばになるS君とI君の二人だけ。
面識の無い人だったが、完全に音痴と思われる歌を一度だけ拝聴、真剣に歌っているだけに笑うに笑えず、早く終わることを願いながら最後まで聴くのも苦痛なのに、意地悪い仲間からのアンコールの声に更に歌い始めるのも、ご本人には音痴の意識はないのであろう。
歌い始めるとマイクを離さない人、デュエットで歌いたがる人、催促されて、ようやくマイクを手にする人など様々だが、カラオケとは、聴いていなくとも終わったら拍手をするのが暗黙の良識のようで、一曲終了するたび、おざなりの拍手でも手は自然に動いている。
今や、「カラオケボックス」なるもの、家族団らんの場に、友人同士の懇親の場として繁盛していると聞いている。