爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

カラオケ

2008年08月29日 | ブログ

最近のカラオケ装置、高度になり、音痴の人も、テンポがあわない人も、自動補正してくれると言うが。

かつては、下手ながらもスナックで自身も楽しく歌ったし多くの人の歌も、たくさん聴いているが、正直の所「うまいなー」と思った人は数少ない、記憶にあるのは、もう60代半ばになるS君とI君の二人だけ。

面識の無い人だったが、完全に音痴と思われる歌を一度だけ拝聴、真剣に歌っているだけに笑うに笑えず、早く終わることを願いながら最後まで聴くのも苦痛なのに、意地悪い仲間からのアンコールの声に更に歌い始めるのも、ご本人には音痴の意識はないのであろう。

歌い始めるとマイクを離さない人、デュエットで歌いたがる人、催促されて、ようやくマイクを手にする人など様々だが、カラオケとは、聴いていなくとも終わったら拍手をするのが暗黙の良識のようで、一曲終了するたび、おざなりの拍手でも手は自然に動いている。

今や、「カラオケボックス」なるもの、家族団らんの場に、友人同士の懇親の場として繁盛していると聞いている。


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水浴び

2008年08月23日 | ブログ

小学生時代(昭和14年~20年)  プールのある小学校など耳にしたことはなく、夏休み中に、たまに、親から海へ連れて行ってもらうか、上級生から大きな川へ連れて行ってもらうが、普段は仲間同士で近くの農業用水での水浴び。

所々にある田圃への取水堰付近の早い流れを利用して、下流に向かって泳ぎ,流れが止まったところで歩いて戻り、また泳ぐという繰り返し。

タオルや着替えなどは用意することもなく、低学年は男女ともみんなフリチン、お互いに意識もせず、素っ裸になって泳いだり、用水に浸りながらの水遊び、帰りは、濡れた体が自然乾燥するのを待って衣服を着る。

当時の田舎では、小学校4年生くらいになると、男の子は水褌(スイコン)というものでチンチンを隠し、女の子はランニンクシャツのような水着をつけているが、お下がりのものは、大きすぎて意味がないものも時々見受けられたもの。

今は、幼児から、かわいらしい水着、女の子はブラジャーまで、小学生ともなれば、バスタオルで体全体を囲いながらの着替え、恵まれた環境のもと整った施設で水浴びを楽しんでいる数少ない子供達の健やかな成長を祈る。


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思い出す先輩(3)

2008年08月17日 | ブログ

昭和46年、赴任先で2年先輩のYさん、喋っては立て板に水、書けば筆字で、巻紙にさらさら、酒は話し相手を探して毎日、煙草は1日平均40本~50本のヘビースモーカー、そして野球好き、進んで捕手を受け持ち、競技のリード役を担うと言うご仁。

赤ら顔で、40歳にして頭髪は殆ど無く、目鼻立ちは、爺同様やや乱れぎみ、小太りで、背は、高からず、高からず、男前とは言い難いが、愛嬌のある顔立ち、いつも、ダブルのスーツを着込んでいるおしゃれ。

話し相手に居酒屋へ何回か誘われたが、相手が何を飲もうが、食べようが無頓着、無理強いもしない、話の合間に相槌を打ったり、賛同したり、完全な聞き役なので気楽だが下世話の話題は殆どしない、スケールが大き過ぎ、面白くも、おかしくも無い、酒に酔うほどに、話に酔いながら、喜びに浸っていたという感じ。

定年を待たずに故人となったYさん、毎日、話し相手を探して飲んでいるだろうが、当時の爺にとっては心強い相談相手。


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100円ショップ

2008年08月11日 | ブログ

略して100(ひゃっきん)と呼ばれ、食品、化粧品、台所用品、文房具、日用品等々、何でも間に合う小売店。

先輩のH氏、小学生の孫が「ひゃっきんで買った」を「借金で買った」と聞き違えた話しもあり、子供たちも気軽にお買い物できる昔の「なんかや」を思い出す。

かつては、「バッタ屋」と呼ばれて各地のデパート、スーパーなどを移動しながら質流れ品などを安く販売したのが最初だったそうだが、今は独立した店舗を構えて大繁盛。

見た目では、専門店で相当の値段で買ったものと、変らないほどに製品もよくなっており、デパートで買った爺の帽子も、「100均で買ったのか」と問われるほど、とかく、先々で忘れがちな高齢者には100均の品を利用するのも、よろしいのかも。

また、雨の日の傘の大部分は、100均の傘で使い捨て、最近の折り畳み傘も、専門店での高価な品と見た目も骨の数も変らないそうだが、万一のために持ち歩く折り畳み傘、鞄から出して利用した記憶は殆ど無いと言う代物、高価なものを買い求める必要もなさそうだが、一方でゴミが増えるのも気になる。


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全国の集い

2008年08月05日 | ブログ

平成3年から9年間、全国組織の社団法人で第2周目の人生を過ごした頃、年一回の全国都道府県代表者の集いでの話しだが、年齢も50歳代~60歳代、前歴もまちまち、第1周目の人生卒業生がほとんど。

各県代表、それぞれ標準語で喋っているつもりだが、微妙なアクセントの違いや、時々方言も混じり全国会議ならではの趣がある。

会議は指定席、何時も新潟の爺の左に富山、右には長野が並んでおり、爺と同い年で前歴も同職種、ユーモアに長けた長野のM氏とは、いつも、話が弾む。

ある時、懇親会でのM氏、長野は戦国時代には上杉謙信にいじめられ、近年は田中角栄から新幹線も、高速道路も先取りされて等々、ユーモアたっぷりに過去の歴史を新潟の爺に向けられところへ、偶然にも山梨のA氏も加わり更に話に勢いづく。

答えて曰く、平成の御世になって過去の権力者の行為を爺に向けられても迷惑な話だが、「その節は、長野の皆さんに、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と丁重にお詫びした所で笑いとなり一件落着、正気では語れない酒席での話題だが。


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