<o:p>
１０年ひと昔と言われた時代は去り、５年ひと昔とか、３年ひと昔とか、世の中の移り変わりは急速で、知らないまま置き去りされている事柄も多い、身近なところで食文化の変わり様はすごーい。<o:p></o:p>
何時も口にしている食べ物、飲物の殆どは、子供の頃には出合った事が無いものだらけ、小さな田舎で育った爺、大袈裟だが竜宮城で月日も忘れて御馳走を食べ続けた、うらしま太郎の心境。<o:p></o:p>
子供の頃に食べた、普段のオヤツと言えば、ビスケット、飴だま、キャラメル、夏にはアイスキャンデー，氷水、サイダー、もっとも戦時下では、これらも一切なかったが。<o:p></o:p>
普段のご飯のおかずと言えば、野菜の煮物か天ぷらが主、魚はイワシ、ニシン、目指し、リンゴやナシなど果物や卵は風邪をひいた時、お正月は魚が鮭に、竹輪が蒲鉾に変わる、それでも健康な八十路の日々。<o:p></o:p>
鉄道官舎住まいだった子供の頃、周りには秋田、山形、福島出身の方も多い環境だったせいか、今も３県の人達のお国訛りを耳にすると、親しみや懐かしさを覚える。<o:p></o:p>
テレビで全国各地の皆さんの生の声を聞く事が多いが、共通語で字幕が出るので理解できるものの、現役時に宮崎県人と電話での会話も、福島県人同士の会話を側聞した時も、理解しにくかったことが。<o:p></o:p>
方言もお国訛りも地域の標準語として定着して身についたもの、方言は共通語に置き換えて喋ることが出来ても、地方特有の訛りは簡単に消えない、みんな共通語て喋っているつもりでも，訛りは残っている。<o:p></o:p>
遠く故郷を離れて生活している人にとって、周りでお国訛りを耳にすれば、言葉をかけて故郷を尋ねたい気になるのでは、年齢を重ねる度に、覚えた共通語から故郷言葉に戻った感じのこのごろ。<o:p></o:p>
漫才で「昔々あるところにお爺さんとお婆さんが」に始まる童話をとりあげ、昔は年寄りは僅かで、ある所にしかいなかったのに、今はいたるところにと笑わせていたが、ご近所も老人会の会員数は右肩上がり。<o:p></o:p>
何処の家にも複数の子どたちが居た頃は、子供を通しての近所付き合いもあり、お互い親の都合で、日中に子供を預けたり、預かったり、食事を与えたりするのは、珍しい話しでは無かったもの。<o:p></o:p>
近所付き合いが希薄になりお互い無関心過ぎる御時世ながらも、今の地に住んで２５年、御近所との間でトラブルも無く穏やかに過ごす日々だが、政治の世界は相変わらず、ご近所の国々とは昔からぎくしゃく、引っ越しもできないし。<o:p></o:p>
近所のマンションの大学生に時々声をかける、顔の見えないネット会話は歩きながらも楽しんでいるが、地域の人との対面会話となると苦手のよう、外国人留学生の方は片言ながら御上手。<o:p></o:p>
久しぶりに娘さん夫婦のもとで過ごしている９８歳と９０歳になる先輩Tさん夫婦を訪問、Tさんは介護3で車いす生活、奥様は介護２で体の動きは弱っているが、お二人とも頭の回転はよろしく、お喋りも上々。<o:p></o:p>
<o:p>
Tさん今年の２月に２カ月ほど入院、三途の川を見て来たとか、まだ早いと帰されたとか、相変わらず負けん気の強いご仁、奥様も軽い心筋梗塞で救急で入院するも一週間で退院したとか、今は２人共に健在。<o:p></o:p>
<o:p>
Tさん夫妻には、八十路の爺と間もなく八十路の家内を，年寄りと認めてくれないまま、３０分ほどの四方山ばなし、趣味の手芸品を見せたり、食事に誘ったり、帰るのに一苦労。<o:p></o:p>
<o:p>
今も書き続ける分厚い３年分の日記帳、現在の日記帳も今年１２月で終わるので、また３年分の日記帳を買うだろうと娘さんの話し、百歳の誕生日には昔ご縁のあった美人女医さんがお祝いに来る日が楽しみだとか。<o:p></o:p>
世の中に、色々の計算好きな暇人が居るもので、８０歳まで生きたとして一日に１８分トイレに居ると丁度１年分になるとか、他に女性の化粧時間、食事や笑う時間等々。<o:p></o:p>
探し物だけは加齢に関係なく若い時代から続いている、計算好きな暇人によれば、費やす平均時間は２０歳から８０歳までの６０年間に３６８０時間、日数にすると１５３日になると言う。<o:p></o:p>
最近の探し物で、網戸張り替え用の小道具一式 (ローラー、専門のカッター、網抑えゴム) 昨年ホームセンターから買い求めて仕舞ったまま、思い当たる所を幾度か探すも見当たらず。<o:p></o:p>
物置の清掃を兼ねて徹底捜索すること１時間、思いとは違った想定外の所にビニール袋に入ったまま発見、初めての体験だが３枚を張り替え完了、元々不器用な爺だが、出来栄えに満足したところ。<o:p></o:p>
