物の豊かなご時世、どこの家庭も、家具、家電、キッチン等々、所狭しと鎮座し、それぞれの裏側には、日頃の掃除の手抜きで溜まり溜まったホコリも同居、除去してくれる日を待ちかねているよう。
押し入れや物置には、長い間のいただき物が利用しきれないで休眠、日用雑貨では、店の名前入りタオルが、のし紙付きで引き出しに、買うことのないボールペンが、他の小間物と一緒にペン立ての中で窮屈そうにしている。
本箱や整理棚には、増えるばかりのパソコン関連の雑誌や資料が雑然と置かれ、全てを読んだわけでなし、理解したわけでもなし、探し出す検索の手間も合理化、つい仲間に聞いてしまう。
意外に溜まるのが、宅配便で利用された段ボール、商店の紙袋、何かに再利用することもあるかと保存するが増えるばかり、思い切って捨てようと整理しながら、また保存してしまう不思議な存在。
何とかしたいが、掃除も片付けも、その気になる決断力は、いつも優柔不断。