戦争末期、田舎にもアメリカの飛行機が飛んできた、警戒警報発令のサイレンが鳴り続き、地域の消防団員が敵機来襲、警戒警報発令と叫びながらの避難指示で自家製の防空壕へ潜り込んだ。
自然災害では、避難準備、避難勧告、避難指示と3段階になっているが、戦時下では、就寝時も枕元に着替えと防空頭巾を用意、常に避難準備態勢にあり、サイレンと同時に直ちに避難できた。
暴風、豪雨、豪雪、洪水、地震、津波、噴火などの異常な自然現象による災害では、避難以外の術はないことは分かっているが、一人一人が命を守る防災対策をしている人は少ないと思う。
自然災害によって予測される被害範囲はハザードマップに示されているところだが、行政単独での周知には限界があり、住民が中心になって地域防災を担う必要性があると専門家は訴えている。