爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

爺のこの頃

2025年02月05日 | 日記
間もなく92歳、平熱35度8分、寒がり屋の爺にとって一年で一番いやな季節である。毎朝3時前後には同い年の老妻と熱い日本茶を飲んで体を温める習慣も定着したこの頃である。

時々仲間から来るメールの最後には、「寒さ厳しきおりご自愛ください」「外出は控え温かい部屋で過ごし下さい」「水分補給をこまめにしてください」等々いたわりの言葉が書かれている。

長男が手配してくれた宅配弁当(昼食・夕食)を利用したが一週間ほどで解約してしまった。ネットスーパーで買い物をしながら、老夫婦の共同作業で食べなれた食事が一番である。

40日に一度の通院でいただく9粒の薬を服用しながら、生活動作は、ゆっくり、やわやわ、もどかしくて悔しいが寄る年波には勝てない。老妻と静かに残りの人生を過ごしている。

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節分

2025年02月01日 | 日記
今年の節分は例年より1日早い明日2月2日、節分といえば豆まだが、近年は「恵方巻の日」としての意識が強く、テレビでも有名人による豆まきの他、恵方巻を食べている情景が。

子供の頃、家での豆まきは無かったが、母方の実家へ豆拾いに行く神棚に供えた枡に入った豆を家族みんなで参拝した後、和服姿の爺さんが枡を抱えて、神妙な顔で福は内 鬼は外と。

大婆ちゃん、爺ちゃん、婆ちゃん、叔父さん,叔母さん、爺と妹と母と大勢で賑やかな豆拾い、呉服商だったこともあって部屋の隅々まで丁寧に撒くので隠れている豆も宝探しのように。

拾った豆から自分の年だけ紙に包んで街角に立っているおばさん達に恐る恐る渡してくる、帰りは後ろを振り向かないようにと聞かされ一目散に走って来たもの、素朴な厄除け行事が懐かしい。

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