爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

S36年の職場で

2011年01月26日 | ブログ

昭和36年、教育行政の場での話だが、ちょうどこの時期は民間景気の華やかなりし時代で、教職の希望者が少なく、優秀な教員確保に苦労していた時期であったかと思う。
教職と行政職が同居する職場、和気あいあいの静かな雰囲気だった半面、内心では目に見えない何か噛み合わないものを感じていた者も少なからず、一度だけ不満が表面化した事もあったが。
出向してくる教職は教育現場の幹部候補、2年~3年後には中心校の幹部へと転出していくキャリア組だけに、年次別、出身校別等で、バランス良く選ばれた有能な方ばかり。
教職の中で、爺が唯一尊敬したE先生(当時50歳代)、教員人事担当のE先生のお手伝い役だった当時28歳の爺に、いつも同じ目線で自然体で話す人柄が好きで、着任して最初に言った感想が、「学校は画鋲が沢山落ちている所、役所はクリップが沢山落ちている所」だと、今は、どちらも落ちていないであろう。

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予約床屋

2011年01月20日 | ブログ
予約で床屋を利用することになってから2年ほどになるが、店に出向いてからの待ち時間もないし戻って来ることもなく誠に便利をしている、ちなみに、予約時間は何時も一番で午前9時。
調髪,、洗髪,ひげそり等で概ね1時間10分前後の心身休息時間は、長くも感じないし、ダブルでやってもらいたいほど心地よい一時でもある、床屋さんは終始、客の顔を見ながらの職業だけに客の顔を覚えるのも、さぞかし早いであろう。
今日まで多くの床屋にかかったが、共通するところは、男女を問わず、みんな話し好きで無口な床屋に出会ったことはない、手を休めないで客に合わせた会話を続ける、客から得た新しいネタは次の客との話のネタにもなる。
今、流行のスーパー床屋を体験してみたが、確かに値段も所要時間も半分以下で安上がりだが、満足感はゼロに近い、馴染み客になることがないので、その都度、希望の髪型などを事前説明する煩わしさもあったりで。



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迷惑駐車

2011年01月14日 | ブログ

アパート、マンションの敷地内、その他空き地を利用した月極駐車場も 昨今は空地が目立ち、利用率も概ね50パーセント程だろうか、生活道路の迷惑駐車も、めっきり減った感じ。
故人となったFさん、事故防止と除雪作業の支障になるので駐車をしないようにと、町内会長名のチラシをワイパーに挟めて根気よく指導していたものだが、5回目には、糊づけしてフロントガラスに張り付けることで一時的に解消するも、翌日には新たな車が。
我が家の車の出入り口にも、頻繁に駐車する車で、迷惑を受けたものだが、町内で用意されたチラシを張ることで解消、張られたチラシを爺の車のワイパーに挟めて立ち去ったのも、ささやかな抵抗であったろう、微笑ましい光景。
マイカーを利用して友達の処へ遊びに来た学生さん、直ちに当局へ通報され、可哀そうに小遣いの中から反則金を納める羽目になった例もあったが、建前通りと云うのは、如何なものかと思ったことも。



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御用始め

2011年01月08日 | ブログ

毎年1月4日は官公庁の御用始め、通常は8時30分の始業時間も、当日は10時頃から始まる所属長の年頭あいさつに併せて出勤、新年の挨拶を交わしながら、所属長挨拶の始まるのを待つ、と言っても今は昔の話だが。
爺が体験した御用始めのキーワードと言えば、「茶碗酒とするめ」であろう、ダルマストーブの上で焼いたスルメの匂いが部屋全体に舞う中で、一升ビンから茶飲み茶碗に注がれた冷酒を飲みながら、ほろ酔い気分で歓談、お昼近くになる頃には、三々五々、若干の責任者だけがお留守番。 
服装も男性は平常通りのスーツ姿だが、中には一張羅を着てくるご仁も、女性は、振り袖姿がボチボチ、失礼ながら孫にも衣装と云うが、この日だけは普段とは違って言動もヤヤ控え目、着物を気にしながら、ぎこちない歩き。
御用始と云う言葉は、いつの間にか仕事始めに変わり、何時からか定かでないが、当日の勤務は平常通り、禁酒のお達しで、おとそ気分もなく、気が乗らない一日だったかと。



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ワンちゃんの挨拶

2011年01月02日 | ブログ
あけましておめでとうございます。
5匹兄弟の長男として一番の男前だと言われた吾輩も、当家の養子になって10年保護者同様、寄る年波を感じるようになりました。
日中のお休み時間は椅子の上で、夜は婆と添い寝、栄養豊かな食事とお留守番の時のお弁当は婆が用意してくれるし、爺は1日2回、冬は毛糸のお洋服を着せてもらっての散歩、恵まれた幸せな毎日でございます。
爺婆の食事中は、テーブルの上にお座りして、戴いたり要求したり、この頃は、お菓子は吾輩の健康に気を使って、隠れて食べているようで、散歩中におやつを食べている子供に近づいて叱られたり、人間の食べ物の方が何でも美味しい。
我が家の孫が幼い頃に遊んだキテイちゃんが描かれたピンクのボールは吾輩の体力作りに有効利用、いやいやながらも相手してくれる爺婆と楽しんでいる毎日ですが、今年も爺、婆、吾輩 共によろしくお願いいたします。




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