思いがけないドカ雪、我が家も対策本部を設置し、スコップ、スノーダンプ、長靴、軍手の用意、長い豪雪地での生活で雪の扱いも慣れているとは言え,除雪車が各家庭に配給してくれた雪塊の処理、後期高齢組の生徒にとっては、少々きついけど、無理せず、体力作りを兼ねて、楽しみながら雪と戯れるのも、心地よい気分転換に。
個人の除排雪作業は、原則として今も昔も全て自己責任でおこなっている、ずっと以前の話だが、除雪用のスコップを持って歩道を行き交う若者達に手を合わせながら雪下ろしを哀願している1人のおばあちゃんの姿を、今もお年寄りの転落事故を耳にするたび思い出す。
ひと冬に4回の雪下ろしとトラックによる2回の排雪、これが体験した雪との最大の激戦、毎年くり返す雪との戦いも、この年は完敗、雪と戦えなくなったお年寄りは余計な不安が付きまとうだけ、平成元年3月、安心を求めて現在の地へ避難してから間もなく22年に。