昭和25年~33年、自転車には市町村民税として200円の自転車税が課せられ、軽自動車並みの存在、昭和33年に通勤用にと初めて自家用自転車を買った時は、マイカーを買った気分だった。
今は故人となったH氏と自転車で30分ほどの通勤道路(国道・市道)は、路線バス専用線ようなもので、交通量は少なく、雨の日は傘さし運転でも楽々、今では想像の出来ない環境。
大人から子供まで手軽で小回りが利いた便利な乗り物だが、今や歩道は無免許運転の自転車専用道路となり、無謀運転による事故も多い、年寄りにとって歩道は車道より怖い。
葡萄のつるが絡んだので、しばらく利用しなかった自転車、爺に向かって止めなさいと忠告しているかのようだし、錆びが増えて容姿も悪くなったことだし、最後になった自転車にお別れを。