爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

爺の職業選択

2022年06月25日 | 日記
大東亜戦争末期の昭和20年4月、田舎の国民学校から旧制中学に進学した。事前の進学指導で、将来の希望は「軍人になりたい」と答えるよう教えられ、子供心にその気になっていた。

戦後の混乱期だつた中学、高校時代、就職について真剣に考えたことは無かった。父が国鉄職員だったので、何となく鉄道員になるんだろうと思い続けていたし、両親も同じ考えだったようだ。

高校を卒業した昭和26年当時は就職難時代だつた。国家公務員初級職募集のポスターを見て何となく受験したが大勢の受験者に驚いた。合格通知も、不合格通知も来なかった。

縁故で国鉄に採用内定したが職種が気に入らず辞退、役場の臨時職員をしていたが、村長に勧められて県庁職員採用試験を受験、試験問題と折り合いが良く合格、県民の奉仕者として38年。

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手洗い

2022年06月20日 | 日記
昭和一桁生まれの爺、子供の頃には手を洗う習慣はあまり無かったが、コロナ禍によって、外出後は必ず「うがいと手洗い」をする新しい生活習慣がすっかり身に付いてしまった。

トイレ入り口近くの軒下に、ペットボトルをひっくり返したようなブリキの手洗い器がぶら下がっており、下部を手で押すと水が出る簡単な仕掛けだったが、殆ど利用することは無かった。

無菌の環境で育った現代子と違い、おしっこの後も、外から帰った時も、食前にも手を洗うことは無く、雑菌とともに暮らしながら免疫力がついたのか、何事もなく大人になってしまった。

O157の集団発時、手洗いの習慣のある子の方が多く発症したとか、手の汚れも、鼻水も衣服で拭いているような昔の子供の方が、免疫力があって中毒になりにくいような気もする。

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セクハラ騒ぎ

2022年06月15日 | 日記
セクハラという言葉は、1989年に性的な嫌がらせを理由に初の民事裁判が起こされ、「この年の新語・流行語大賞」新語部門で金賞を受賞したことがら、世間に広まったとある。

昨今は世の中のセクハラに対する風当たりは誠に厳しい。男性のセクハラ言葉にあたる発言集を見ると、多分ほとんどの男性に一つや二つは、口走った言葉に思い当たるのではないだろうか。

現役時代、周りでは世に騒がれているセクハラ行動は聞いたことは無かったが、仲間同士の飲み会の場所で、面白おかしく、周囲を笑わせながら軽い冗談でのセクハラ的発言は飛び交っていた。

本県でも若い代議士による、セクハラとパワハラでセパ両リーグ制覇などとネットや紙上を賑わせたことがあったし、最近は高齢の国会議員によるセクハラ疑惑が報道されるなど、絶えることがない。

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投稿1000回

2022年06月10日 | 日記
2007年5月2日に初投稿してから、今日が1000回目になる節目の投稿になる。初投稿の話題は先輩で元気な当時91歳の高沢さんと84才の奥さんがお見合いをした時の話である。

高沢さん曰く、見合いの席で食欲旺盛な彼女を見て丈夫そうだったので嫁にしたとか、奥さん曰く、眼鏡の嫌いな人だと聞いていたので外して行ったので相手の顔はわからないでしまったとか。

身近で応援してくれる読者、全国各地の顔の見えない読者の皆さんからの応援、またブログ村内で爺のブログに対する注目度も上位にあることが励みになって書き続けることが出来た。

80代最後の年を卒寿に向かってゆっくりと歩いている爺、加齢とコロナ禍のよる外出自粛で新しい世間話は少なくなったが、89年の人生を振り返れば、話のタネは尽きることは無い。

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自転車の思いで(2)

2022年06月05日 | 日記
結婚した昭和三十三年に初めて自家用の自転車を買い求めた。値段は覚えていないが、当時の給料で新車を買うのは厳しく、中古の自転車だったが通勤や買い物に活躍してくれた。

子供がが生まれてからは、公園やプールへ連れて行ったり、親子を楽しませてくれた。長男が小学生になった頃には、子供たちの殆どは子供用の自転車を持つようになった。

当時の生活道路にはタクシーなど営業用の車しか来ないので、交通事故が発生するような危険はなく、何処の子供たちも伸び伸びと道路で自転車で楽しんでいたものである。

小学校でも自転車を利用する生徒が増えたので免許制となり合格しないと自転車に乗られなくなった。自信たっぷりで乗り回していた低学年だった長男がまさかの不合格、暫くは家で寂しそうだった。

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