兄「五瀬命」が“崩<カムアガリ>”まします。ジンムは、それから「日に向かって戦うのはよくない」という兄の言葉の通りに、南に向かって進み「熊野村」に至ります。
そこでジンム達一行は“大きなる熊”の姿を垣間見ますが、不思議なことにその熊はすぐに姿を消します。それを
“大熊髪出入即失”
と書いてあります。
この「大熊髪」の「髪」ですが、これも宣長先生によると、彼独特の推論を働かせて、これは「従山」という二字を誤りて「髪」と一字に書き表したのではないかとしております。
それだと、「大きな熊が、突然に山から出たかと思うと、また、入りして、たちまちに、姿を消してしまった。」という意味になると。
ここを読んで私も、先にも書いたのですが、ジンムが吉備に到着したその晩に大きなイノシシが、背後なる吉備の中山から現れて、襲われたとう話が伝わっておりますから、ここでも宣長の推量通りに「従山」を間違えて「髪」という一字にしたという説が正しのではと思われますが????
なお、詳しくは「古事記伝 十八巻 白檮原宮上巻」を見てください。
そこでジンム達一行は“大きなる熊”の姿を垣間見ますが、不思議なことにその熊はすぐに姿を消します。それを
“大熊髪出入即失”
と書いてあります。
この「大熊髪」の「髪」ですが、これも宣長先生によると、彼独特の推論を働かせて、これは「従山」という二字を誤りて「髪」と一字に書き表したのではないかとしております。
それだと、「大きな熊が、突然に山から出たかと思うと、また、入りして、たちまちに、姿を消してしまった。」という意味になると。
ここを読んで私も、先にも書いたのですが、ジンムが吉備に到着したその晩に大きなイノシシが、背後なる吉備の中山から現れて、襲われたとう話が伝わっておりますから、ここでも宣長の推量通りに「従山」を間違えて「髪」という一字にしたという説が正しのではと思われますが????
なお、詳しくは「古事記伝 十八巻 白檮原宮上巻」を見てください。