すると、今度は
“生尾人”
に出合います。<オアルヒト>が
“自井出来。其井有光”
「尻尾のある人が井の中から出てきます。かと思うと、その井が突然にに光ります」。この不思議な現象を目にしたジンムはその人に尋ねます。
「あなたはどなたですか???」
と。すると
“井冰鹿<イヒカ>”
だと答えます。不思議ですが、前に出合った「贄持之子」もこの「井冰鹿」もジンムたちのためにどのような働きをしたのか分かりませんが、兎に角、「国神」だと名乗ったのでジンム達に何かを手助けをしたことには間違い有りません。川魚でも差し出して饗応したのでしょうか???川魚を取っていたり、井ですから水を差し上げたりしたのかも分かりませんが、先の大熊のように敵対行為をしたのとは違います。そうして、又、一行は山道を進みます。すると、今度も
“亦遇生尾人”
が巌を押し分けて出てきます。
尻尾が生えた人にジンムは2度も遭遇するのです。これって、『尻尾を振る』 即ち、恭順で敵対しない積極的に相手に慣れ親しむ人達であるという事を間接的に言い表わしているのではないでしょうか???
“生尾人”
に出合います。<オアルヒト>が
“自井出来。其井有光”
「尻尾のある人が井の中から出てきます。かと思うと、その井が突然にに光ります」。この不思議な現象を目にしたジンムはその人に尋ねます。
「あなたはどなたですか???」
と。すると
“井冰鹿<イヒカ>”
だと答えます。不思議ですが、前に出合った「贄持之子」もこの「井冰鹿」もジンムたちのためにどのような働きをしたのか分かりませんが、兎に角、「国神」だと名乗ったのでジンム達に何かを手助けをしたことには間違い有りません。川魚でも差し出して饗応したのでしょうか???川魚を取っていたり、井ですから水を差し上げたりしたのかも分かりませんが、先の大熊のように敵対行為をしたのとは違います。そうして、又、一行は山道を進みます。すると、今度も
“亦遇生尾人”
が巌を押し分けて出てきます。
尻尾が生えた人にジンムは2度も遭遇するのです。これって、『尻尾を振る』 即ち、恭順で敵対しない積極的に相手に慣れ親しむ人達であるという事を間接的に言い表わしているのではないでしょうか???