ジンム達を救った剱ですが、書紀には
“韴霊<フツノミタマ>”
と書かれていますが、古事記には
“布都御魂<フツノミタマ>”
とあり、更に、ご丁寧に、その祭られている場所まで“石上神宮<イソノカミノミヤ>”
の名が付け加えられています。(天理市布留町)この神社の名前は日本書紀には書いてあるません。
なお、これは付けたし事ですが、古事記には、この剱をジンムに高倉下が奉った説明に
“故以是横刀而献耳”
と書かれています。古事記を読んでいくと、時々、「この字って何だ」と思われる字にしばしば遭遇します。ここにある“耳”もそうです。どう読んで、これにはどんな意味があるのでしょかね。分かりません。そこで又宣長先生です。彼はこれを<コソ>と読んで、
“雅言<ミヤビゴト>の常なり”
と説明してあります。
“可降<クダシテム>”ですが、「この「フツノミタマ」と呼ばれている刀を高倉下の倉に建建御雷神が投げ入れておいた」という事をたった2字を持って説明しているのです。これも「雅言」の一つの言い表し方です。
“韴霊<フツノミタマ>”
と書かれていますが、古事記には
“布都御魂<フツノミタマ>”
とあり、更に、ご丁寧に、その祭られている場所まで“石上神宮<イソノカミノミヤ>”
の名が付け加えられています。(天理市布留町)この神社の名前は日本書紀には書いてあるません。
なお、これは付けたし事ですが、古事記には、この剱をジンムに高倉下が奉った説明に
“故以是横刀而献耳”
と書かれています。古事記を読んでいくと、時々、「この字って何だ」と思われる字にしばしば遭遇します。ここにある“耳”もそうです。どう読んで、これにはどんな意味があるのでしょかね。分かりません。そこで又宣長先生です。彼はこれを<コソ>と読んで、
“雅言<ミヤビゴト>の常なり”
と説明してあります。
“可降<クダシテム>”ですが、「この「フツノミタマ」と呼ばれている刀を高倉下の倉に建建御雷神が投げ入れておいた」という事をたった2字を持って説明しているのです。これも「雅言」の一つの言い表し方です。