「また“生尾人”が巌を押し分けて出てきます。だから、この人の名前が
“石押分之子<イハオシワクノコ>”
です、彼はジンムの「あなたは」の質問に答えます。
「私はこの地の国神です。今ここに天神御子<アマツカミノミコ>が来られるとお聞きしたのでお迎えに出てまいりました。」
と。この国神については、古事記には、又、小字で解説がついております。
“此者吉野国巣之祖<コノモノハ エシヌノ クスノ オヤ>”
とあります。この「国巣<クス>」とは現在の奈良県吉野町国栖の辺りを支配していた豪族です。そこからジンム達は道なき険峻な山坂を“蹈穿<フミウガチ>”越えて、漸く
“宇陀<ウダ>”
に至ります。折角、案内係の「八咫烏」がいるのにもかかわらず、ジンム達は道なき道を進んでいったのです。尤も、烏は空を飛んでいますからそんな危険な山道なんて知らんぷりして道案内をしたのでしょうか。現在の将に「ドロン」のような機械的な案内をしたのでしょうね。道があろうとなかろうと、安全であろうがなかろうが、一途に目的地橿原を目指して一直線に進んだのではないでしょうかね???
そのことは、これ以後、八咫烏は相手との種々の連絡係として大いに活躍しますが「書紀」に詳しく書かれておりますので分かります。
“石押分之子<イハオシワクノコ>”
です、彼はジンムの「あなたは」の質問に答えます。
「私はこの地の国神です。今ここに天神御子<アマツカミノミコ>が来られるとお聞きしたのでお迎えに出てまいりました。」
と。この国神については、古事記には、又、小字で解説がついております。
“此者吉野国巣之祖<コノモノハ エシヌノ クスノ オヤ>”
とあります。この「国巣<クス>」とは現在の奈良県吉野町国栖の辺りを支配していた豪族です。そこからジンム達は道なき険峻な山坂を“蹈穿<フミウガチ>”越えて、漸く
“宇陀<ウダ>”
に至ります。折角、案内係の「八咫烏」がいるのにもかかわらず、ジンム達は道なき道を進んでいったのです。尤も、烏は空を飛んでいますからそんな危険な山道なんて知らんぷりして道案内をしたのでしょうか。現在の将に「ドロン」のような機械的な案内をしたのでしょうね。道があろうとなかろうと、安全であろうがなかろうが、一途に目的地橿原を目指して一直線に進んだのではないでしょうかね???
そのことは、これ以後、八咫烏は相手との種々の連絡係として大いに活躍しますが「書紀」に詳しく書かれておりますので分かります。