私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

「ちょっと待ちな!!!」という便りが・・・

2019-06-12 08:46:50 | 日記
 例のお人より、また、お便りが・・・・彼は言います。
 『建御雷神に「ジンムを助けろ」と命令した高木神とは、一体どんな神様なのか知っているのか??』
 と。

 さて、そう問われてみると、この神様だれでしょうかね????やはり宣長先生に頼ります。彼の

       「大御代之継継御世御世之御子等」

 を引張り出すと、その中に見えました。そこでそれを頼りに、古事記の最初の部分を見ますと、そこにも

 “天地初発之時。於高天原成神名。天之御中主神。次高御産巣日神。次神産巣日神。
  此三柱神者。並独神成坐而隠身也”

 とあり。此の中の「高御産巣日神」の“別御名<コトミナ>をも高木ノ神と申せり”とあり、別名が高木ノ神なのです。従って、高天原に最初に現れた三神様の中の一人だということがわかります。

 この神様は歳をとらないのですね。高天原に神様が生まれてから、ジンムが葦原中ツ国に降り立つまで、一体どの位年月が経過していたことになるのでしょうか。何千年と時が経っていそうですが????
 そんな時に、まだ、「高木神」が他の神々に先きだって活躍しているのです。とすると、神様達の世界では「死」は無かったのでしょうか。神様だって死はあるはずです。だって、ジンムの兄「五瀬神」は紀の国の男之水門<オノミナト>で

         “為男建而崩<オタケビシテ カムアガリマシヌ>”

 「死」んでいます。