海外子会社が本社に送金
日本企業が海外収益をフルに活用
日本企業が海外子会社から本社に送る配当金を増やしているとの記事が日経に掲載されました。
最近の日本企業の潮流が垣間見えるようです。その金額は、今年1~9月で2兆7300億円になるという。通年では3兆6400億円と過去最高を更新する勢いだそうです。
国内産業の空洞化が危惧されている中で、やはり企業は生き残るためにしっかりと海外で稼いでいるようです。
工場を海外に移し、低コストで製品を作り、低コストにより、利益も確保する。いわゆる地産地消し、その結果、利益が日本国内へ配当金という形で還流しているのだそうです。海外子会社の収益の76%もの割合で、国内へと還流しているとのこと。いわば、海外での出稼ぎ現象が起きています。
海外で稼いだ分を国内へと還流させる。この還流資金を原資として、企業は、本社の財務強化や新興国向けの再投資金に充てているこの現象は、今や定番化していくのではないでしょうか。
日経記事によると、この現象を日本企業の新興国攻略の「攻め」と、日本本社の財務体質改善の「守り」の2つの取組という表現をしています。
この「攻め」と「守り」、いつの世でも必要不可欠な戦略だという気がします。
日経記事より
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