インドやASEANが存在感を増す。
アジアの未来、発展度と高齢化率で5分類
歴史学者アンガス・マデソン氏が証明した「一国の経済成長は長期的に見ればその国の人口と強く相関している。」ことから、日経ビジネスが人口という観点からアジアの近未来を予測している。
国連の2011年発表の「長期人口予測」によると、アジア地域の人口は、2010年の41億6425万人から2030年には50億8099万人へと22.0%も増える予測している。
人口像を牽引するのはインドやASEANであり、インドは2020年頃までに中国を抜いて世界最大の人口国になることが確実視されており、2030年の総人口は16億1021万人に。(20年間で31.5%増加)、ASEANも同期間に24.1%増え、加盟国10カ国で、7億3517万人に達する。
中国は、2030年までの20年間に6570万人増で、伸び率4.9%。一方日本は、2030年までに932万((7.4%)に減り、人口減が加速すると見込まれており、中国、日本は高齢化が進むことになると予測されている。
高齢化は、一般的には経済発展の阻害要因となると言われており、この点から日経ビジネスがアジア各国・地域について、高齢化率と経済発展の度合いを時系列に並べて、下記の図のように5つのグループに分類している。もちろん前提条件がいろいろあるが、人口の増加率や年齢別の構成比などをこうりょして2030年までの各国・地域の1人当たり名目GDPを独自に予測している。
下図によると、次のような興味ある予測をしている。
・アジアで最も高い豊かさを教授するのは、シンガポール、香港の都市型国家、『リッチな国』
・インドを含め多くのアジア諸国は団子状態。人口の速度に比べ、GDPが増加しない。『成長前夜の新興国』
・インドネシアとマレーシアは、高齢化率を20%以下に抑えながら一人当たりのGDPが大幅に伸びる。
『未来の成長国」
・中国、タイ、スリランカは、高齢化のピッチが速いため、1人当たりGDPは低いく。『豊かになる前に老い始めた国』
・そして、日本、韓国、台湾は、『負担が重い小金持ち国』、としている。
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