日産自動車、低価格車で先手、VWを追撃
あのダットサンで未知の市場を創出
日本の3代自動車メーカーは、東日本大震災、タイ洪水の悪夢を超え、2012年度は、揃って躍進を目指している。
トヨタは、市場の奪取、ホンダは商品力の改善を、そして日産は新興国開拓だそうだ。群雄割拠の世界市場で、日本車の威信をかけた戦いが始まっているという。
日産自動車は、「大衆車は譲れない新興国攻略を進化」しているとのことだ。まず、中国での日産の合弁会社「東風日産乗用車の新ブランド「ヴェヌーシャ」の第一弾車種「D50」。価格が約85万~105万円、中国メーカー並みの安さとのこと。トヨタやホンダが足ふみした中、日産の販売台数は前年比22%増の124万台と好調を持続した。
今後は、ヴェヌーシアを沿岸部の中小都市、さらに内陸部で販売が期待され、他社を一歩リードしたと言われる。
更に日産が新興国での本当の勝負を掛けているのは2014年。新興国向け新ブランド「ダットサン」がその武器と言われる。これは、日産創業期の代表車種で、まず、インド(約32万円を予定)、インドネシア(約80万円を予定)、ロシアで世界戦略ブランドとして復活するという。
これは、タイでの日産マーチの量産成功を再びダットサンでとの思いが伺えるものであり、着実に新興国での市場確保の日産の戦略が伺える。
更に、日産は、車の開発手法を根本から見直そうとしているそうだ。いわゆる部品を「モジュール」化して開発していく手法や「低コスト車台」の採用などで、車生産の多様化、スピード化を進め、現地での販売台数に応じる体制をつくっている。
この日産のねらいが、効果を上げれば、誇張する世界の特に、新興国での自動車市場の陣取り合戦を優位に進めるのではと、日経ビジネスは評している。
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