チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

Autumn in Kyoto

2009-11-23 | グルメ色な日記

キッチン・マーレには、多才な方達が来てくれています。書道の先生であり、パソコン・インストラクターとして私のヘルプもしてくださっているFさんが師事するインテリア書道の先生が、京都で課外授業を催すというので、4人で参加しました。一番若く、行動力のあるFさんはもちろん添乗員。私以下3人は‘わがままで困った客’に徹しました。

2009_octnov_064 寺町にある和紙の老舗‘紙司 柿本’で和紙についての知識を深め、そのあと、先月出版された『ミシュラン京都・大阪2010』に掲載されたホテルThe Screenにむかいました。寺町の一角にあるこのお洒落なホテルは、13室を13人の国内外デザイナーがデザインしたセレクティブ・ホテルで、ロビーにもこのように今流行りの和モダンとういうのか、素敵な照明が吊り下がっていました。アメリカには小規模なこういったデザイナー・ホテルは結構あるのですが、日本でお目にかかったのは初めてでした。客室も見学したかったなぁ。。。Y3171010011_3

ホテル内のレストラン‘Bron Ronnery ブロンロネリ’でランチです。里芋と貝柱のテリーヌの前菜、小豆のスープ生クリームのカプチーノ仕立て、鶏肉の海老巻に大葉仕立のバルザミコがけのメイン、そしてアールグレー風味のシフォンケーキがデザートでした。Screen_lunch

味も良かったですが、それよりもスタッフのサービスがさすがミシュランに選ばれるだけありました。カジュアルでありながらそつがなかったですね。

課外授業解散のあと、添乗員さんの計らいで、永観堂に紅葉を見に行きました。やはりすごい人!でも、今年は2週間ほど前まではとても暖かったし、急激な冷えがなかったためか、それほど鮮やかに色づいてはいないように思われましたが、それでもやっぱり秋の京都に来たからには、紅葉ははずせません。

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2009_octnov_079_7 河原町までそぞろ歩き。途中‘一澤帆布’を覗こうと思ったのに、なんと店には「休業」の貼り紙が。お家騒動で、長男に株を譲ると書かれていた2通目の遺言書は偽物の判断され三男の信三郎が最高裁で勝訴した結果、‘一澤信三郎帆布’の店だけが残るようです。

Oku_cafe_2 最後に、2006年に祇園にできた新しいコンセプトのギャラリー・カフェ、OKU でお茶をしました。日本の奥深い伝統美を現代的に解釈した店だそうで、美山荘のプロデュースです。町屋の格子戸をくぐると、シンプルでモダンなインテリア。やはりモダンな器を使いながら、よもぎロールやわらびもちなどが食べられるなんとも斬新な空間でした。 こういうのは、欧米ではcontemporary art という分野になりますね。どこかの美術館のカフェにいるような。

楽しかった一日の締めは、電車に乗る前に高島屋のデパ地下で買った満月の‘阿闍梨餅(あじゃりもち)’。最近よく耳にしていたのだけれど、今回初めて目にし、家に持って帰って口にしました。なんておいしいの!私以外はみんな知ってたわけ?こんなにおいしい京銘菓を今まで知らなかったとは、なんという不覚!

とにかく、とっても有意義で楽しい秋の京都を満喫してきました。

Fさん、これに懲りずにまたどこかに連れて行ってね~