チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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明石焼き

2010-01-23 | グルメ色な日記

見事志望校に合格した二人のMちゃん達とそのお母さん達、おめでとうございます。受験から解放されて明石焼きランチに参加したYさん。そういえばうちにも昔買った未使用の銅板があったわ、と持ってきてくださいました。こちらは穴が7つ、急遽カセットコンロ二台で、ひもじく待つこともなくおいしい明石焼きを食べることができました。

2010_117_night121_tamagoyaki_037_3明石焼きには‘じん粉’という粉を使います。これは‘浮粉’の関西での呼び名で、小麦粉の澱粉質を精製して粉状にしたもの。ふわふわ感があるので、明石焼きにはこれを使います。お店によってじん粉100%の所と、小麦粉と半々で使用している所などあるようです。今回はじん粉のみを使用。そうすると、実は案外少ない卵でも大丈夫、と気づきました。なら、‘玉子焼き’、と呼ぶのは詐欺じゃないの?と一瞬思ったんですけど。。

飲茶の海老蒸餃子などの、透きとおった皮も浮粉で作ります。グルテンが除かれているからか、小麦粉で作る皮と違って伸びないため、皮作りはなかなか難しいようです。浮き粉に熱湯を入れて一気に混ぜるのがコツだとか。上級中華になったら、試してみたいですね。

2010_117_night121_tamagoyaki_035_3 明石焼きはおだしにつけて食べますが、今回Kさんがレシピを教えてもらった友達によると、焼きたての熱い明石焼きをさます狙いがあるので、おだしは冷たいまま食するそうです。そうなんだ、それは初めて知りました。だって、お店によったら温かいおだしを出す所もあるでしょ?

粉を溶くにも、5時間以上たったこの昆布だしを使うので、ご苦労なことにKさんは材料、器具一式と、重たいだしも前もって作って持ってきてくださいました。どうもありがとう!そして、タコはYさんのお知り合いが釣った‘まえもん’。目の前の海で撮れた魚は、明石ではこう呼びます。

さて、一方はまっさら、もう一方は数回使用、の銅板はどちらも油がなじんでいないため、かなり多めに油ひかないとくっついて大変でした。きれいに、くっつかずに焼け始めたのはお腹もだいぶ一杯になったころ。赤銅が真っ黒になって上手に焼けるようになるまで、あと何年かかるんでしょう~。その時には、またみんなで焼かせてね。ごちそうさまでした!

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