- ジャガイモ、セロリ、人参、しめじの冷拌(リャンパン)
- 牛バラ肉飯
- 中華丼
- 大根と魚の団子スープ
- かぼちゃのプリン
今度はどんな中華料理がいい?って聞いたら、「牛バラの煮込み教えて!」ってT さんが言ってくれたので、まずは肉探し。当日の朝に牛バラの塊が入るというので店に取りに行くと、4キロって言ってたのに7キロ強もある肉を渡されて一瞬絶句。。でも文句を言っても埒は開かないし時間はないしで、仕方なくお金を払って明石まで車を走らせる。きっとみんな引き受けてくれるよな、肉が安く手に入って喜んでくれるよな、とpositive thinking。到着早々、先に来ていた生徒さんたちで肉の解体作業をし、小袋に分けて計りにのせ、マジックで重量を書くことからレッスンは始まりました。
牛バラは脂身が全くない部分と、かなりある部分と極端に分れるので、両方を混ぜて使うことにしました。時間を短縮するために圧力鍋を使い、一度湯通しして脂と臭みを落とした肉に八角、五香粉、ニンニク、生姜、紹興酒、醤油、砂糖などを加えて煮込んでいきます。最後に水溶き片栗粉でとろみをつけると中華風ビーフシチューの出来上がり。湯がいた青梗菜を添え、白いご飯や中華麺にかけて食べるとボリューム満点!日本の牛丼の感覚の牛バラ丼は、中国語では牛腩飯(ギュウナンハン)といいます。
今回は丼物をもう一品、中華丼を作ることにしました。八宝菜をごはんにかけた中華丼は、実は中国にはなく日本独自のもの。でも美味しいし栄養満点なのでいいよね。イカ、海老、豚肉とたくさんの野菜。今回の合わせ調味料の配合はとても良かった、と自分でも思いました。
冷拌(リャンパン)は中華の和えもののこと。クラゲの酢の物も冷拌の一種です。この日はF さんが北海道から取り寄せたかぼちゃとジャガイモを持ってきてくださる、って言ってたので、それに合わせてジャガイモの冷拌を考えました。さっと湯がいたジャガイモ、しめじに生のセロリや人参。それをおろし生姜がたっぷり入った醤油だれで和えると、一味違った冷拌となりました。
スープは、先回の豊中教室に登場させられなかった台湾の魚団子、魚丸(ヒーワン)を大根と煮込み、セロリを薬味にさっぱりと仕上げた一品。
「とっておき南瓜」と書かれたステッカーの貼られた北海道の白いかぼちゃは、プリンに変身させました。今秋は、我ながら美味しいかぼちゃレシピが開発できたなぁと思っています。パウンド型で焼いて切り分けるとカステラみたいだったけど、とっても美味しかったよね。
中国茶をなぜかたくさんもらって困ってるから使って、とT さんが持ってきてくれたお茶は烏龍茶の高山茶と、龍井(ロンジン)。日本人には馴染みがないかもしれないけれど、龍井は中国の高級緑茶なんだよ。NYで飲茶を食べに行った時によく注文した、私には懐かしいお茶。みなさん、いつも差し入れありがとう。そして、牛バラ肉を買い取ってくれてありがとうね!