今年初めに読み終えたドキュメント本。同僚から借りました。今年は、こんな記録も残してみようかな~、と思っています。書評ではありません。感想文です。『大丈夫。人は必ず生まれ変われる。』(岩井喜代仁 文藝春秋社 1,200円) 著者は元ヤクザの親分。自らも覚醒剤中毒だった。DARCと言う組織の運営者「近藤」は著者に覚醒剤を進めた元船乗り。一昨年、地元で夜回り先生の講演を聴いた。その水谷先生からも、薬物に染まった子どもが送られてくる。京都府舞鶴の貧しい半農半漁の家に生まれた岩井氏。腕白な彼がヤクザの道に進んだ背景や、薬物に手を出す子ども達の生活から、家族特に父母の姿が子どもが持つ心に深く関わっていることを感じた。三つ子の魂とは名言である。心は育てるものだ。それは、夫婦二人の生き様や言葉に因るところが大きい。骨を折ったものでなければ、本当の痛みや生活の不便さはわからない。薬物の怖さは、体験したものしかわからない。だが我々には学ぶ力がある。事故や危険は回避できる。岩井氏の体験は壮絶だ。身の回りにおきるすべての事象から、感じとる力、感じ取れる心をもちたい、と考えさせられた一冊。
goo blog お知らせ
goo blog おすすめ
カレンダー
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- hosoyax/山 8/8以降令和6年総括 山
- hosyyax/2024.8.8
- hosoyax/7.6 7.7のこと
- hosoyax0215/6.22のこと 田代山
- Hosoyax/6.17のこと 渓流釣り今期2度目
- hosoyax/GW5.5 と5.6のこと(安達太良山)
- hosoyax0215/もうすぐ春
- hosoyax/三連休2/3終了
- hosoyax0215/令和六年初山行 筑波山
- hosoyax/山でないところの分水嶺
バックナンバー
ブックマーク
- goo
- 最初はgoo