「試練が人を磨く」(桑田真澄 扶桑社 ¥580)3歳年下ながら、PLの1年生投手としてデビュー。1983年清原と共に個人的に贔屓にしていた「池田高校」を準決勝で破ったときのことは、鮮明に覚えている。まじめで努力の桑田と言うイメージ。(まあ清原も相当練習していたことは別の本で読んだが)不惑の年間近で大リーグに挑戦する彼は何を思いながら、ここまできたのか。そこに興味があった。巨人時代のエピソードなど多く記されている中で、特に「ぼくが頑張れる理由」の章はすべて共感を持った。そこに出てくる、PL時代の桑田投手の先輩、清水哲さんとは、2度ほどメールでやりとりをしたことがあった。そうなのだ。僕らの頑張りなんて、難病や障害を持ちながらひたむきに生きている人たちの頑張りに比べたらどうってこと無い。そして、桑田投手が言った幸せになるための3つの要素は、自分が思っていることと寸分違わず、同じであった。(人は価値観が同じだと、妙に親近感を覚えてしまう)一、健康 二、家族 三、仕事 ありきたりのように思えるが、突き詰めるとこうなると思うのだ。
今年の桑田投手はRainbowカーブとRazorシュートの2つでメジャーをめざすという。期待感を持って注目したい。
今年の桑田投手はRainbowカーブとRazorシュートの2つでメジャーをめざすという。期待感を持って注目したい。