お城のデータ
別 名:市原城
現 状:竹林
区 分:居館
築城期:鎌倉期
築城者:
城 主:
遺 構:曲輪・土塁・横堀
目標地:西願寺・美須美神社
駐車場:杣川に注ぐ滝川の川岸
訪城日:2014.9.27
水田の中にポツンと竹林があります。竹林の中は藪状態ですが、土塁がコの字状に残り、外側に堀跡らしい窪みが残存。
お城の概要
古屋敷館は、市原集落の北はずれ、杣川に注ぐ滝川が西辺で接している。すぐ北方では滝川を挟んで目と鼻の先に杣中城が対峙する。
「甲賀郡志」では、ここが「市原城址」としている。
現在残る遺構は、概ね北半分だけと推測され、竹林に覆われている。
縄張は大半を占める主郭Ⅰは南側を除き25mの土塁で三方囲み幅9m・高さ2mが残存、土塁で区画され一段低い曲輪Ⅱは三角形が設けられ、それぞれが土塁に囲まれている。土塁の外側にはの横堀が幅8m、深さ2~3mにもおよぶ、さらにその外周には土塁がめぐり守備している。
南側は田地として開削・消滅しているため、垣根がされている。
「太平記」には、正平15年(1360)仁木義任率いる伊勢・伊賀の軍勢が、佐々木高頼の籠もる市原城を攻撃したことが見える。ただこの市原城が、市原地区に所在する市原Ⅱ城や市原城の可能性もある。
曲郭Ⅱ
竹林の外、北隣に井戸(危険)
東側土塁
南側から曲郭Ⅰへ
駐車スペース川岸
北は滝川を挟んで目と鼻の先に杣中城。
市原集落の北はずれ、杣川に注ぐ滝川が西辺で接している。
古屋敷館遠景
西願寺(東・・・直線150m)
参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城、甲賀の城、日本城郭体系
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