
お城のデータ
(佐々木氏の子孫宅)
築城者:鏡久綱
遺 構:土塁・水堀・空堀・門跡・石積み
目標地:鏡集落センター・民宿山城屋
駐車場:鏡集落センター駐車場
訪城日:2013.11.7
井上館の虎口・・・宅地(子孫の個人宅)
お城の概要
井上館は、星ガ崎城の南500~600mほどに位置しており、正面入り口には高さ3mほどの分厚い土塁、周囲には堀と、一見するだけで普通の家ではないことがわかる。(近年建て替えられ、瓦葺きの住宅になりました)
北と東側の堀は高さ5~6mの土塁と共に、非常に状態良く残っており、小さいながらも、中世武士の居館としての様子がよく判る。
なお、井上館には現在でも井上さんがお住まいである。
【城郭の歴史】
この館は、星ガ崎城主・鏡久綱が居館としていたところであり、後にその支流の井上氏が代々住居した。井上氏は佐々木氏の出とされている。
星ヶ崎城は佐々木氏の支流鏡氏代々の居城で、鏡山の星ヶ峰にある。
鏡氏は佐々木定綱の二男定重を祖とし、定重の子久綱が鏡庄を領有して鏡氏を称した。
久綱は承久の乱に官軍に属して尾張で戦死し家系は絶えたが、京極氏より入りこれを継がせたとある。
鏡高規とその子定頼は、後に織田信長に仕えた。
鏡集落集会所に駐車して
鏡城(遠景)
愛宕社と井上館遠望
虎口左手土塁の下の堀(井上館前面の水堀)
虎口右手の土塁に駒札が
井上館東面の水堀
裏の虎口の空堀(土橋から)
裏の虎口
東の土塁
西土塁(郭内から土塁)
西土塁(郭内から土塁)
郭の礎石ヵ?
郭内の石材(西土塁(郭内から土塁)
郭内の石積(内法を石積みで固めた土塁)
灌漑用の池・・・・だから、井の上の城=(井上城)
星ヶ崎城(遠望)・・・鏡集落センター駐車場より
参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城
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