茶会参加求める秀吉直筆の書状 滋賀・草津で一般公豊臣秀吉が芦浦観音寺の住職に、茶道具持参で茶会への参加を求めた書状=芦浦観音寺提供
滋賀県草津市芦浦町の芦浦観音寺(国史跡)が4、5日に一般公開される。茶会や花見などに関する資料7点を本堂で紹介する。
通常の拝観は予約のみだが、市観光ボランティアガイド協会の主催で年に2回一般公開している。同寺は琵琶湖の船奉行として栄え、数多くの文化財を所有しており、昨秋に続いて一部資料を展示する。
「北野湯茶道具目録」(県指定文化財)は、豊臣秀吉から当時の住職に送られた書状。筆跡から秀吉直筆とされる。1587年の北野大茶会に向けて、茶道具を持参して参加を求めている。江戸時代の蝶文蒔絵(ちょうもんまきえ)の弁当箱や、野だてで使われた茶釜など、当時の行楽の様子がうかがえる。
午前10時~午後3時。拝観料300円。問い合わせは市観光ボランティアガイド協会TEL077(563)3700。
参考資料:京都新聞