お城のデータ
所在地:長浜市(旧伊香郡)木之本町古橋町 map:http://yahoo.jp/xKWEMP
別 称:鶏足寺別院
区 分:城郭寺院
現 状:鶏足寺(旧飯福寺)
標 高:211m 比交差:34m(石道寺より)
築城年:
築城者:
遺 構:石垣・坊跡
目標地:石道寺の裏山
駐車場:石道寺の車場
訪城日:2016.6.26
お城の概要
木之本の石道寺裏山を越えて入る。
古橋から入るのが本来の道のようである。が、今は廃寺か?(無住寺)。しかしその後村人の努力により現在のように整備され「幽遂の仙境遠く俗塵を離れたたる古刹」の面影を残しつつ大切に守られている。
本堂までの参道両側には石垣が積まれ、城郭寺院の面影をとどめている。また参道両脇にはもみじの木々が茂り、若葉,紅葉の時期には見事な景色を楽しむことができる。
鶏足寺(旧飯福寺)は、中世には僧兵を要するほどの大寺で、緩やかな参道の石段や苔むした石垣などの佇まいは今も往時を偲ばせます。秋は境内を埋める200本ものモミジの古木が紅葉し、一層の由緒深さが感じられます。現在は廃寺となっており、普段は地域住民の手によって管理がなされています。 秋は紅葉の名所「鶏足寺」として、毎年多くの方が紅葉散策に訪れることで知られています。 ゆるやかな参道の石段、苔むした石垣に二百本のもみじの古木が幽玄な情景を醸し出しています。
お城の歴史
鶏足寺(旧飯福寺)概要:現在鶏足寺と合併
鶏足寺の創建は天平7年(735)、行基によって開かれたのが始まりと伝えられています。
その後衰退しましたが延暦18年(799)に最澄が再興すると寺運が隆盛し己高山は天台宗の一大霊場として多くの寺院が集まり、その中でも己高山七大寺(己高山五箇寺とも)の1つに数えられました。
文永6年(1269)に真言宗に改宗、中世は京極氏や浅井氏など歴代領主の祈願所として庇護され多くの僧兵を擁していました。
江戸時代に入っも徳川家から寺領が安堵されていましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令と廃仏毀釈運動により急速に衰退し昭和8年の火災により事実上廃寺となります。寺宝の多くは鎮守社であった与志漏神社の境内にある己高閣、世代閣に移されています。。
中世には僧兵を擁するほどの大寺で、時の権力者の庇護を受け安定した寺運を続けましたが、江戸幕府の終焉とともに衰微しました。
参考資料:遺跡ウォーカー、滋賀県中世城郭分布調査、長浜市観光情報
本日の訪問ありがとうございす!!